CLOUDS:インタラクティブ・ドキュメンタリー



CLOUDSは、45人のデジタル作家のインタビューを収録したインタラクティブ・ドキュメンタリー。直線的に繋がる映画ではなく、リアルタイムで生成されるプログラムで、見る人のジェスチャーに応じて、各人のクリップ(話題などがタグ付けされている)をアルゴリズムで延々つなげていく。テーマはopenFrameworksやProcessing、Cinderのようなオープンソースフレームワーク。Zach Liebermanのような開発者から、エンドユーザーにあたる作家、批評家などが出演している。

作家のブルース・スターリングが講演で「未来のカメラは、全ての方向から光子を記録して、どこから見るかを選ぶことができる」と話したことがプロジェクトの発端だった。そして、それをスターリングのインタビューで実現してみせた。マルチメディアを紙のテキストで語るようなチンプンカンプンが全くない。


インタビューは、EOSで撮影した映像とKinectで把握した距離(深度)情報を繋ぎ合わせた独自のデータフォーマット「RGB+D」で収録され、openFrameworksを使って処理される。インタビュー映像に挟まれるビジュアリゼーション(プログラム)にも20人以上の作家が協力している。日本からは、山口情報芸術センターが後援し、インタビューとプログラムに比嘉了(ひがさとる)氏が参加している。

RGB+Dを開発したのはJames George。監督はカーネギーメロン大Frank-RatchyeスタジオにいたJonathan Minard(Deepspeed Mediaという制作スタジオを運営している)。クラウドファンディングで34000ドル集めて制作された。

theCreatorsProject:Experimental Film Clouds Combines Kinects And DSLRs To Imagine The Future Of Filmmaking
CreativeApplication:CLOUDS Interactive Documentary – Exploring creativity through code
PBSによる紹介記事。