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NYTは生き残った

ケン・ドクターがニューヨークタイムズの2011年の年次報告を読み解いている。
  • デジタル有料読者は39万人
  • 第4四半期は対第3四半期比で20%増
フルアクセスが週35ドル、スマホ対応に15ドル、99セントのお試し価格などの料金体系のうち、仮に週17ドル平均だとする。すると、年間収入は39万人で8600万ドルになる。これはすでに失敗した有料化、TimesSelectの8倍になっている。販売収入の12%。

オンライン広告は1億8400万ドルで依然として主要収入。しかし、広告全体の減少幅は2200万ドルで、デジタル購読料が十分補っている。
39万人は、国内閲覧者(ユニークビジター)の1.1%にすぎないが、プリント読者の34%の大きさ。
タイムズのポール・スマール副社長によると、
  • プリント読者の7割以上がサインインしている(2010年には5割以下だった)
  • 読者データの収集が進み、SKU管理が可能になった
  • 新規読者獲得費用が、紙の場合は一人当たり50ー200ドル、デジタルの場合はほぼゼロ。その分をマーケティングに回している
  • 回転契約が少ない(獲得費が極小なので気にならない)
  • 12%が海外読者
  • 日曜版が増加(日曜版だけ契約した方が、デジタル限定アクセス料より安い)
日曜版とデジタルという組み合わせが最も有望という結論。
タイムズは2011年10月に20人の希望退職を実施し、系列の地方新聞グループの売却も計画している。現在の編集局は約1200人。
今年1月には平日版を1部2ドルから2.5ドルに、日曜版は5ドルに値上げした。どこに行こうとしているのかは明らかだ。