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一億総白痴化の時間差

 佐藤先生が「テレビ的教養」で紹介していることだ。
 大宅壮一が「テレビは一億総白痴化運動だ」と書いたのは1957年1月。批判の対象になった番組は「どっきりカメラ」の祖先である「何でもやりまショー」で、早慶戦の慶応応援席で早稲田の旗を振ったら賞金を出すというバラエティだった(逆の組み合わせだったら血を見ただろう)。56年11月に放送されている。
(これに関して以下の記事に訂正)
追加:「一億総白痴化」誕生の経緯
 日本テレビの本放送開始は1953年8月28日だが、大阪・名古屋初の民放である大阪テレビ、中部日本放送は1956年12月1日に開局している。つまり、大阪・名古屋の人は「一億総白痴化」の番組を見ていない。

 今夏、フジテレビが次世代PHSを使って生中継する実験を計画してる。月額5000円以下のPHS端末で20Mbpsの容量があり、ハイビジョンテレビ信号の転送が可能になるからだ。
 信頼性が確認できれば、総選挙のときに社員総出で取り組む選挙事務所中継が、マイクロ回線や衛星回線を使うことなく可能になる。
 ただし、いまのところ都内の話だ。

 この時代になっても、巨大な設備投資が必要な「ネットワーク」(通信に限らず、流通や教育なども含む)には時間差が生じる。
 名古屋からデジタルジャーナリズムを探ろうとすると、見ることさえできなかった番組を評論した「一億総白痴化」の言葉だけを知ることになりそうで、どうにももどかしい。

幸福実現党の誕生

 「幸福の科学」が政党を設立し、衆院選の全300選挙区に候補を立てると発表した。

 宗教団体が選挙に出ると分かることがある。信者数である。

 創価学会HPには「池田第三代会長は、1960(同35)年5月3日に就任以来、草創期の礎を築いた恩師の後を継承し、創価学会の発展に尽力しました。日本および海外各国で会員数は増加し、今日、日本では世帯数827万を数えるに至っています」と書いてある。機関誌聖教新聞は自称550万部といわれている。これが正しいとすると、8軒に1軒は聖教新聞を購読していることになる。
 一方、2007年参院選の比例代表における公明党の得票数は7,765,821だった。
 公明嫌いは一部のインテリだけで、熱心な投票依頼をうけて投票する非信者も多いだろう。信者数は100万世帯、400万人程度というのが常識的な推定だろう。


 幸福の科学に関するHPによると、「1987年3月8日の発足記念第1回講演会「幸福の原理」の聴講者は約400名であったが、1989年4月に会の方針として伝道活動が許可されて誌友会員制度が発足した。1989年11月26日に全国20会場で実施された「第1回全国統一神理学検定試験」の受験者数が2209人、1990年1月に1万人余りだった会員数が5月末には3万人、7月には7万7千人に達して1990年第7回講演会「勝利の宣言」が開催された。その後、1991年第1回大講演会 (2月17日)での「ミラクル宣言」『ダイナマイト思考』幸福の科学出版、1993年2月を皮切りに大伝道が繰り広げられ、1991年7月には会員数が150万人に達したとされている。信者数が1000万人を突破したと公表されたのは1995年7月である」とある。
 すごい成長力だ。
 一方、批判的なHPによると、信者数はせいぜい10万から15万人だという。

 全選挙区に候補を立てるのは素晴らしいが、どのような選挙でも1−2%の無効票が発生し、どのような泡沫候補でも0.1%前後の「好奇心票」を期待できる。国政選挙の有権者は6000万人程度。好奇心票は6万票しかない。
 参院選は全国レベルの比例代表なので、(結局獲得できないのだが)67万票の女性党が1議席獲得できるかできないかの線上にいる。参院比例は48議席なので、逆数の相対得票率2%強(70万票程度)が必要になる。
 180議席ある衆院比例は、同様の計算では0.6%程度で1議席になるが、11ブロックに分かれているので、得票数と議席は「比例」しない。実際、2005年には、2.42%の相対得票率だった日本新党が1議席(近畿)、地域的に偏りがある国民新党が1.74%で2議席、新党大地が0.64%で1議席だった。
 信者が数十万でも全国に分散していたら、衆院選議席を獲得できる可能性はほとんどない。幸福の科学が「関東の地域宗教」であるなら議席獲得もありうるが、それは教団にとって瑞祥なのだろうか。
 ただ、もし信者数が100万人程度いるならば、参院選なら議席を獲ることも夢ではない。
 会員がどれだけいるのか、選挙で白日の下に晒されることになる。

Kindle 2とは

 Kindleは、米アマゾンが2007年11月に発売した電子ブックリーダー。モノクロ電子ペーパーによるディスプレイを持ち、携帯電話網に繋がる通信機能を内蔵している。ハードウエア売りきりの端末(ソニーなど)と違い、ボタン一つで電子本を買うことができる「サービス」の一環としての装置だ。
 すべての端末に契約者情報(端末の電話番号も)を内蔵し、通信費はアマゾンが全体として負担する。端末価格は359ドル、推定製造原価は189ドル。

【利用者の視点から】
1)電子版は紙版より安い。
2)PCが要らない。通信費が要らない。
3)本だけではなく、新聞、雑誌、ブログ、個人ファイル(PDFやワード文書)も読める。
4)嵩張らない(約1300冊入る)
5)約10日間は充電がいらない。
6)モノクロで表示が遅い。(2010年にもカラー化?)
【出版社の視点から】
1)在庫、返本が発生しない。
2)中古本流通が発生しない。
3)フォーマットがアマゾン独自で流通を独占されている。
4)取り分が30%にすぎない。(十分だと思うが)


【普及状況】
 販売台数は公表されていないが、数十万台ー100万台をすでに販売したと噂されている。

 目下の話題は、5月にKindle大型判が発表された際、アマゾン社長が「Kindle sales are now 35% of book sales when Kindle editions are available. Huge jump in Feb when Kindle 2 went on sale」と発表した点だ。
 35%という数字は、キンドル所有者への売上げの35%なのか、電子版併売本に関して35%なのか、売上げ全体の35%なのかである。



 

Flex SDK on Mac OS

毎回忘れるのでメモ
1)ダウンロードしたSDKを解凍する
2)SDK/binに対するPathを設定する(一度やればいい)
3)SDK/bin/mxmlcがflex用、amxmlcがAIR用コンパイラ  これをchmod a+xで実行可能にするだけでなく、一度エディタで開いて、改行コードをLF(UNIX用)にする。実行はJAVA、もともとUNIXを想定しているだからだ。
4)SDK/frameworks/flex_config.xmlが設定ファイル。コンパイラの設定は基本的にここでできる。

フォント埋め込みの個人的手続きメモ(こんなことが必要なのは日本語と中国語だけ)
1)埋め込み用ファイルの作り方 
Flash版はここを参照 = ライブラリにフォント書き出す方法
Flex版  基本的に以下のようにする

package {
    import flash.display.*;
    public class Mincho extends Sprite{
        [Embed(source="/Path/to/******.otf", fontName="Mincho")]
        public static var font:Class;
        public function Mincho() {
        }
    }
}

これによって、Mincho_font(クラス名_埋め込みClass変数)として登録される
注意1:loadするswfにすでにフォントが埋め込んであると、外部フォントが入らない。

読み込む側の基本的手続き

基本的には以下のFontLoader.asで読み込む。

package{
    //外部ファイル読み込み関連のパッケージ
    import flash.display.*;
    import flash.net.URLRequest;
    import flash.events.*;
    import flash.system.*;
    import flash.text.*;

    public class FontLoader extends Sprite {
        private var _urlRequest:URLRequest;
        private var _loader:Loader;
        public var _perLoaded:Number;
        public var bLoaded:Boolean = false;
        public var fontName:String;
        private var _FontDef:String;
        private var _parent:Sprite;
        public function FontLoader(url:String, fd:String, parent:Sprite){
            this._parent = parent;
            this._FontDef = fd;
            _urlRequest = new URLRequest(url);
            //loader作成
            this._loader = new Loader();
            //イベントリスナー定義
            this._loader.contentLoaderInfo.addEventListener(Event.COMPLETE,onLoaded);
            this._loader.contentLoaderInfo.addEventListener(ProgressEvent.PROGRESS, progressLoad);
            //読み込み開始
            var context :LoaderContext = new LoaderContext();
            context.applicationDomain = ApplicationDomain.currentDomain;
            this._loader.load(_urlRequest, context);
        }
        public function progressLoad(evt:ProgressEvent):void{
            this._perLoaded = this._loader.contentLoaderInfo.bytesLoaded /
                            this._loader.contentLoaderInfo.bytesTotal;
            this._parent.dispatchEvent(new ProgressEvent(ProgressEvent.PROGRESS));
       }
       //読み込み完了
       private function onLoaded(event:Event):void{
            this._loader.contentLoaderInfo.removeEventListener(Event.COMPLETE,onLoaded);
            this._loader.contentLoaderInfo.removeEventListener(ProgressEvent.PROGRESS, progressLoad);
            var fc:Class =ApplicationDomain.currentDomain.getDefinition(this._FontDef + "_font") as Class;
            Font.registerFont(fc);
            var f:Font = new fc()
            this.fontName = f.fontName;
            this.bLoaded = true;
            trace(this.fontName + " is registered at " + this.bLoaded);
            this._parent.dispatchEvent(new Event(Event.COMPLETE));
       }
    }
}

var Font_Gothic:FontLoader = new FontLoader("Mincho.swf" , "Mincho" ,this);
によって
Font_Gothic.fontNameが使えるフォント名になる。
(当然ですが、bLoadedがtrueになるまで使えませんし、それを待つには、thisで渡した親オブジェクトがEvent.COMPLETEメッセージを受け取らなくてはなりません)

問題:Flex4で導入されるFlash text engineやLayout Flow Engineでは埋め込みフォントはCFF(コンパクトフォントフォーマット)でエンコードされる必要がある。多分、Flashではできない。
Flexでは単純に
[Embed(source="/*****.otf", fontName="Mincho", cff="true")]
とcffオプションを指定すればよい。

ところが、大抵の場合、unable to transcodeというエラーが出る。なぜか。

設定ファイルSDK/frameworks/flex_config.xmlには

<!-- Compiler font manager classes, in policy resolution order-->
<managers>
<manager-class>flash.fonts.JREFontManager</manager-class>
<manager-class>flash.fonts.BatikFontManager</manager-class>
<manager-class>flash.fonts.AFEFontManager</manager-class>
<manager-class>flash.fonts.CFFFontManager</manager-class>
</managers>

とあり、下の方を優先して選択される。
  • JREFontManager = src:localを使用して埋め込まれたTrueTypeシステムフォントをトランスコードします
  • BatikFontManager = src:urlを使用して埋め込まれたTrueType URLフォントのみをトランスコードします。システムフォントはトランスコードしません。
  • AFEFontManager = OpenType フォントをトランスコードするために使用できる唯一のフォントマネージャです。TrueType フォントもトランスコードできますが、それは URL フォントだけで、システムフォントではありません。OpenType フォントを埋め込むと、AFE フォントマネージャ以外のフォントマネージャでは OpenType フォントがサポートされないので、コンパイラは AFE フォントマネージャを使用してフォントをトランスコードします。ただし、OpenType フォントがシステムフォントになっている場合に限り、コンパイラによってエラーがスローされます。
  • CFFFontManager = 日本語なら多分OpenTypeも可能であるはず。ただ、システムフォントは無理(これがエラー原因の主犯)

フォントのエンコード方法はバージョンによって変更されています。cffの指定をembedAsCFF="True"で行うようです。
[AS]TLF用にCFF形式のフォントを埋め込んだSWFがどうやっても作れない→解決!!!

法律を改正しよう

 ワシントンポスト紙に法律事務所Baker Hostetlerのパートナー弁護士が書いている。10年前には正反対の主張をしていたかもしれないので、我が意を得たりと抱きしめる訳にはいかないが、権力がある人でないと「法律なんて修正しながら使うもんだ」という発想には至らない。
さて、その主張によると、

 ネット企業は96年にはユーザー書き込みによる名誉毀損なのから免責され、98年にはユーザーの著作権法違反書き込みからも免責された。これが、YahooやYouTubeの反映を支えた。
 著作権法によると、グーグルは検索エンジンを作るために著作権者からコピー、索引作成の許可を貰わなければならないが、逆に、著作権者に検索エンジンから抜け出る選択肢を与えているだけだ。
 議会ができる支援は、財政的救出ではなく、法的支援だ。
 1)フェアーユースの乱用から著作権者を守れ。報道、芸術、学芸分野のフェアーユースの法理は、検索エンジンが勝手に取り込めるためにあるのではない。
 発行者は、検索エンジンによるサイト内ニュースの吸い出しはフェアユースではなく、著作権侵害であると明記すべきだ。これによって、検索エンジンは著作権者と索引作成について許可、料金を交渉しなければなくなる。
 2)ホットニュース原則を連邦法にすべきだ。著作権法がカバーしない、内容の要旨、サワリだけを抜き出すことで複製ではないという抗弁することを許してはいけない。この原則はいくつかの州で採用されている。
 現在、ニュースアグリゲータが、ニュースを抜き出してリンク集を提供するLinksploitationを商業化している。コンテンツ制作者が正当な補償をえることができるような法的根拠を与えるべきだ。
 3)メディア集中排除制限を廃止すべきだ。(ヤフーを所有するソフトバンクがどれほど巨大なコングロマリットを築いているか)
 4)減税。シアトルがあるワシントン州は新聞社の法人税を4割削減した。政府は、アグリゲーターではなく、コンテンツ制作者のサイトに広告を出すべきだ。
 5)独禁法を免除すべきだ。メディアはカルテルを結んでサイト有料化に移行したいと考えている。これを認可すべきだ。


 日本でも、IT業界のロビー活動でIT優遇政策が採られてきた。でなければ、森首相がいきなり「IPバージョン6」というはずがない。
 問題は、新聞メディアにすでに政治的力がなくなっているかもしれないことだ。

 この提案は、ネット業界のJEFF JARVISのサイトで早速批判されている。Jeffは新聞記者からメディアコンサルタント、ネット起業家に鞍替えした「メディア評論家」だ。いわく、

1)検索エンジンを制限するなんて、ネットを全然理解していない。
2)現代ではホットニュースは保護できない。新聞で読んだことについてブログに書く、会話する、人に教えることに、ニュースソースは制限できない。ロイターやブルームバーグはこの点よく理解している。彼らのビジネスは、ホットニュースが「ほんの数秒間だけ」価値があることによって成り立つ。数秒後にはそれらは一般財になってしまう。
3)破綻したビジネスを維持させるために税金を使うことは反対だ
4)カルテルには反対だ。市場主義とはそういうものだ。
5)メディアの合併には反対しない。しかし、まとめて崩壊するだけだ

 「次の編集室」のDale Harrisonの反応も転載されている。いわく

 自動車が出てきたとき、駅馬車保護法案を作っても駅馬車は救えなかっただろう。
 新聞は、歴史的に地域ニュースと地域広告を「自然独占」として運営した。この過程で、70年代のATTのように高コスト構造になってしまった。ネットの広告は安すぎるのではない。新聞広告が自然独占によって高すぎるのだ。ニュースが無限に供給される社会では、ニュースの価値はゼロに近づくはずだ。


 駅馬車と新聞を比較するのは乱暴だ。フォードは無料の馬車を作ったわけではない。ワシントンポストがなくなったら、議会政治のニュースはPoliticoが代替することができるだろう(誰がその費用を負担するかどうかさておき)。でも、州議会は議会オタクの傍聴記しかなくなるかもしれない。そして、議会オタクの傍聴記の根幹部分は「新聞によると」だったりするのだ。
 収益が下がるのは当然だろうが、生存可能なニュースメディアを見いださなければならない。こんな議論、いつまで続けていくのだろうか。

タッチパネルの時代は不可避

 iPhoneが特別な製品である最大の理由は、タッチパネルを人間の自然な「実物感覚」に対応させたことだ。これを知ってしまうと、ATMのタッチパネル操作すら、不自然で機械的なものに感じてしまう。ユーザーインターフェイスはタッチパネルに行き着くのは不可避だと思う。

1)ドコモが6月にもAndoroid携帯投入
 台湾の宏達電子のAndroid携帯、HTC Magicが各国のキャリアに採用されている。Google 主導のAndroid OSは、全世界で注目を集め、昨年は米国とイギリスで T-Mobile が独占的に「G1」を発売、累計販売台数は100万台を突破した。HTC の Android 携帯第2弾となる「HTC Magic」は、Vodafone がドイツ、フランス、イギリス、スペインで独占販売を行うほか、その他各国でも発売計画が相次いでいる。
 世界最高の技術者を集めるGoogleが提案するインターフェイスは、少々技術先行でiPhoneのような直感性が薄れているが、もうマウスには戻れない。
 参照:開発チームによるインターフェイス紹介

2)青学が生徒にiPhone配布
 青山学院大とソフトバンクが、iPhoneを社会情報学部全学生や教員約550人に無料配布し、教育や研究に活用すると発表。代返防止のため位置情報機能を使って出席を申請するシステムを開始。資料や教材のほか、授業の様子を収録した放送を配信する予定。大学側が基本料金を負担し、私用の通話料などは学生が負担するらしい。

 管理人は大学4年生のとき、学会の事務所でアルバイトしたときに「マウス」を見た。会社に入って初めて触った。このようなインターフェイスを当然のものとする世代が集団で登場する意味は大きい。

電子新聞の特許2

 驚愕の特許もどの程度行使されるかは疑問だが、新聞社が取得した特許となると、少なくとも同業他社には提供しない可能性がある。

出願者特許内容
読売新聞新聞社が通信会社と契約を交わした顧客のデータを管理することで、新聞、電子新聞の販売促進を図る。また新聞社が新聞販売店が所有する顧客の住所、購読情報のデータを管理することで、顧客の住所、顧客情報に応じた電子新聞等の情報を配信する
毎日新聞
インターネット情報提供会社との間で高速インターネットを利用して配信契約する視聴者のパソコンに向けて、主要な新聞記事の週間ランキング表示と、新聞紙面、もしくは紙面1個面内の任意に選択された記事部を拡大・縮小・スクロールできる表示と、週間ランキングされた新聞記事について解説する動画と、動画に 付帯する音声サウンドを各素材として、同パソコンに一括して表示・出力させるニュースコンテンツを生成する
世界日報社ユーザーが選択した電子記事の文章、見出し、写真や動画のキャプションなどの文字列データを抽出して、電子記事の検索用インデックスである検索データベー ス部を有する検索サーバーへ送り、検索サーバー側であらかじめ登録されたカテゴリーキーワードを送られた文字列データから抽出し、抽出されたカテゴリー キーワードを用いて検索データベース部からキーワード検索した結果をユーザーに表示することにより関連記事情報の自動表示を可能にした

 驚愕すべきことは、これらの特許は2004年ごろに公開されたものである。当時、このような申請したバカの顔が見たいものだ。

 特許の成立には、新規性、非公知性などが必要だが、こんなことは、2004年にはすでにWebで実現されていることだ。非公知性というのは重大な条件で、特許事務所のHPによると「新製品が完成して、これをテスト販売したところ、売れ行きが良好であったので、その後、当該製品について特許出願をしても、テスト販売によって当該製品が公然知られているので、当該製品について特許を受けることはできません」という。

 amazonが「ワンクリック注文」の特許で大手書店バーンズ&ノーブルのネット展開を妨害したように、あまりに基本的な技術で特許を認めると、業界は大混乱するだろう。
 そもそも、第三者が開発したブラウザ(しかも、互換性チェックのため、情報交換しながら機能をわざわざ揃えている)を使ってできることに、新規性などあるはずがない。

電子新聞の特許1

急にアクセスが増えたので追加:これらの特許が最終的に認められているということではない。新聞社には特許を競う法務部門がないので、これらSLAPPのような威嚇に応対する、相当の覚悟が必要だということです。

デジタルテレビの機能である電子番組表について、名古屋のADCテクノロジーという会社が特許権を持っているという。
この会社が主張するところでは、「番組表をマトリックス上に画面に表示し、利用者が画面上で見る番組、録画する番組を選ぶ」「番組表の中から希望の番組を検索する」「当日の番組が、まず、画面に表示されること、および、翌日の番組表がカーソルの指示のみで表示されること」について、特許が成立しているという。(昨年には特許権が消滅したらしい)

驚愕するのは、そのHPによると「ソニー、松下、パイオニア、匿名の個人から異議申し立てを受けておりましたが、ADCテクノロジーが勝ちました」ということだ。
仮にも裁判所が、新聞のテレビ欄(マトリックスそのもの)をそのまま画面に映した電子番組表に新規性、発明性、進歩性を認めたとは信じがたい。担当裁判官は、小学生レベルの図形的配置に進歩性を感じたのだろうか。新聞のテレビ欄を見たことがないのだろうか。

この会社はその名に反して、技術会社ではなく、名古屋の名古屋国際特許業務法人(足立国際特許事務所)の足立勉弁理士が経営する「特許管理会社」である。ネットでは「典型的な特許ゴロ」と書いている人もいるが、特許主張者が必ずしも発明者である必要はないので、依頼者の特許権行使を代行しているだけかもしれない。
特許制度は大切で、発明は普及すれば急速に陳腐化、常識化してしまうものだが、テレビ欄は50年近く前から存在しているし、保護に値するような発明性が全くない。ソニーなどが特許無効を主張したのは当然だ。(そして、負けたのだから、法務部は切腹物だ)
知財高裁は狂っているのだろうか?

狂っているのは高裁だけはない。特許庁も、特許を申請する人間も狂っている。
特許電子図書館で「電子新聞」に関する特許を検索すると、平成5年移行で82件が閲覧できる。ソニーやNECなど名だたる企業、毎日新聞などが、恐るべき特許を取得している。(心して読まれよ)

出願者特許内容
ブリヂストン電子デバイスを構成する全ての部材をフレキシブル化することにより、高度にフレキシブル化したフレキシブル電子デバイス
ヤフー電子新聞の発行に必要なリソースを個人ユーザに提供し、複数の一般ユーザが記事の作成から編集までを一貫して行うことを可能にしたユーザ主導型システム
ヤッパ実紙面と同様の新聞イメージの画像を表示し、ユーザ操作が容易な電子新聞表示装置及び電子新聞表示システム
東芝紙面に記載された単語に関する関連情報を自動的に取得することにより、オペレータに依存せず、一定の精度で関連情報を収集
NEC購読者ごとに嗜好の変化に応じて編集し、通信回線を介して購読者端末へ配信

ヤフーの特許によると、ブログを使ったニュースサービスはすべて該当する。
産経新聞のデジタル版、iPhone版を開発したヤッパの特許では、新聞イメージの画像を表示する Viewerがすべて該当する。(中核技術は解像度の異なる紙面画像の差分配信だといわれている)
東芝の特許は、事実上キーワード検索を網羅するだろう。

すべてを見たわけではないが、笑ったのはNECエンジニアリングの「電子書類閲覧装置及びその頁めくり方法」である。
課題:電子書類の総頁数が増大しても、無理なく操作することができ、閲覧したい頁を迅速に表示することのできる電子書類閲覧装置等を提供する。
解決手段:電子書類の複数の頁の各頁に第1のタグを付加し、第1のタグのいずれかを選択することにより、選択された第1のタグに関連する頁を画面上に表示可能とし、所定の条件の下で、複数の第1のタグをグループ化して新たな複数の第2のタグを作成して画面上に選択可能に表示し、複数の第2のタグのいずれかを選択することにより、選択された第2のタグのグループに属する複数の第1のタグのいずれかを選択可能に画面上に表示する。
これは、文房具屋に売っているバインダー用の「耳」のことである。よくぞ、こんな特許申請をしたものだ。

BBCがパリ特派員を廃止

 ガーディアンによると、BBCニュースはパリ、ブリュッセル、モスクワの特派員、経済部の16ポストを廃止する。ロンドン証券取引所からの生中継がなくなる。
 BBCは5年間で230億円のコスト削減を目指し、年内に88ポストを廃止する。
 パリは通信員に置き換え、ブタペストとシドニーは通信員を廃止する。管理人が大好きなBBC World News's World Business Reportで記者やプロデューサー10人が廃止される。科学記者2人、環境担当、教育担当、社会政策担当もいなくなる。

 BBC Worldは広告ベースなので、不況が直撃したようだ。しかし、パリ特派員がいなくなるとは、ちょっと信じがたい。

NYタイムズ研究所訪問記

 ハーバード大学ニーマン・ジャーナリズム研究所は、ニーマン財団によって運営されている現役記者向けプログラムだ。これまで88カ国1300人の記者が奨学金を受けて1年間の研究に取り組んでいる。Nieman Reportは季刊の紀要で、最新の調査結果がまとめられている。(管理人も購読している)

1)Zachary M. Seward研究員が、NYタイムズのR&D子会社を訪問、同社の最先端研究を紹介している。
 その実践的研究はすでに「新聞」を捨て去り、ニュース閲覧システムとなっている。たとえば、「壁掛けタイムズ」にはニュースフィードのほかに、TwitterやFacebookも統合され、添付やリンクされた動画はテレビで見ることもできる。

New York Times R&D Group: Integrating the news into your lifestream from Nieman Journalism Lab on Vimeo.



 2)米大統領選報道のネット展開
 百花繚乱というほかない。

Watching Election Night Online: The Ultimate Experience from Nieman Journalism Lab on Vimeo.

Times Reader 2.0公開


1)NYタイムズがTimes Reader 2.0を公開
Adobe社のAIRを利用した新聞閲覧ソフトTimes Reader 2.0を公開した。
ブラウザを使うWeb版と違い、内部的にデータを保持できるので、一度ダウンロードするとオフラインでも読むことが出来る。動画再生機能、一覧表示モード、全文検索機能なども搭載する。ソフトウエアのダウンロードと試用は無償で可能だが,全コンテンツを利用するには有償のユーザー登録が必要。利用料金は月額14.95ドル。購読者は無料。
技術的には、スクリーンの大きさによって、1段組から4段組まで自動でレイアウトすること。これは目新しさのためではなく、同じソフトをPCでも携帯でも使いたいからだ。iPhoneやBlackberryもいずれ Flashを導入するとみている。側聞するところでは、同社は現在、十数フォーマットで出力しているので、それを減らしたいのだろう。

有料化を模索する同社にとって、実に微妙な価格設定だ。
Kindle版(1日1版制=リアルタイム制なし、図版省略、通信費込み)は13.99ドル、紙面をそのままデジタル化したElectronic Editionは14.99ドル。
印刷版のRegularRateは4週で42.4ドル、キャンペーンで実質的には半額の21.2ドルという価格設定をどうみるべきか。

世界最先端の彼らはフルフラッシュのこんな試作(Times Skimmer)もしている。

個人的に疑問に思うのは、彼らは絶えず自動化に走っていることだ。自動化ならGoogleにはかなわないだろうし、「NYTが大きく扱うかどうか」をNYT読者が重視しているのではないのだろうか。

2)日経の電子新聞も
日経は「2010年春以降を視野に」電子新聞を準備している。縦書きのアプリケーションらしい。
月間FACTAによると、朝刊なら午前5時頃、夕刊は昼食後の午後2時すぎには手元のパソコン、携帯電話、デジタルテレビなどで閲覧可能にする「きょうの日経新聞」の創刊。速報ニュースを随時、詳報する「ニュースX」。希望記事をシステムが自動的に選び、読者オリジナルの新聞が作れる「マイ日経」の3つ。
最先端を走る日経らしい行動だと思うが、管理人最大の関心事は、顧客管理を日経本社が直接担当することだ。4月から東京本社の販売局を二つに分け、第1販売局が紙を、第2販売局が電子新聞を売る体制に切り替える。
広告局も「クロスメディア営業局」に衣替え。インターネット広告やイベント、出版、放送など日経グループ内のさまざまなメディアと組み合わせて売るソリューション(問題解決)型営業を展開するらしい。
電子新聞では電通などの代理店を期待できない。彼らが扱う広告と桁が違う(もちろん下の方へ)からだ。一口5000円、5万円という小口かつターゲット限定の広告を自分で開拓し、管理しなければならない。

日経は密かに紙から抜け出そうとしている。
「新聞情報」によると、日経の場合、すでに神戸新聞や中国新聞、山陽新聞、南日本新聞、北海道新聞、琉球新報で委託印刷を開始している。
一方で、喜多社長は「電子新聞を発行しても、(紙の新聞が)目減りしないと思っています。電子新聞が売れて、紙の新聞が減っては元も子もありませんので、決してそのようなことはしません」「紙の新聞に大きな影響がでてくるようでは電子新聞を開発する意味はありません」という。
しかし、紙に影響が出ないような電子新聞では絶対成功しない。ひっそりと軸足を替えつつあるのが次の発言に垣間見える。
「可能であれば、日経に関係するところ全てで販売してもらいたいと思っています。デジタル媒体ですから、特定のところだけが販売に携わる必要はありません。電子新聞は「紙の新聞の敵」だと思っている人がいますが、全く違います。販売店を通して売ってもいいわけです。電子新聞は紙と共存できる、あるいは紙を補完できる媒体ですから」
名前を知っている社員が一人もいない部署で、「みなさんのお陰です」と挨拶する会社社長に似ている。

3)マードックが1年以内に有料化方針
ニューズ社のマードック氏は、決算報告会見で「これまでのネットはまもなく終わる。1年以内に新聞サイトを有料化する。課金が可能であることは、WSJの経験で学んだことだ」と述べた。

4)フラッシュが消える前に
アメリカの新聞の苦境について、ボストングローブがまとめている。動画はYouTubeや系列テレビのキュース番組を利用している。危うくこのコンテンツも消滅しそうだった。波乱の新聞業界のタイムライン(時系列)は、インタラクティブなコンテンツに相応しい表現方法だと思う。
ちなみに、同紙はデータベースジャーナリズムにも積極的だ。ボストン殺人地図は殺人街道のようなものを連想させる。(ただ単に人口集中地域だが)

地図データの利用に関するメモ

 スキャナで入力した画像をトレースする地図ではなく、正確なデジタル地図を使いたい。そんな時のメモ。

 ※ この分野は、政府のIT政策で目まぐるしく状況が変わるので注意! 英単語が多いですが、検索するときに参考になると思います。いいサイト、便利なソフトが見つかったら連絡してください。
 ※ WIndowの場合はカシミール3Dという驚異のソフトがあります。「趣味で作っている」とは信じがたい機能で、様々な地図データに対応しています。利用条件についてはここに明記してあります。関連図書多数。作者・杉本智彦ってどういう人なのだろう。

 地形には著作権はない。だが、保護するに値する創造性を加えた地図には著作権がある。
 基盤となるデータは「国土地理院の測量結果」であることが多いので、国土地理院の承認が必要になる。ただし、印刷によってデータの精度が落ちるので、まさに地図帳というもの以外の刊行物の場合(何かを説明するための地図)は大抵許可が出るし、多くのデータは無料で使用できる。(電話をしたら、「精度の出ない地図なら勝手にどうぞ」と、迷惑そうだった)

 地図のデジタル化は、統計分野(分布図)と軍事分野(巡航ミサイル誘導地図)で始まり、GIS(地図情報システム、Geographic Information System)という分野を作っている。要するに、一度測量した地形データ、入力した統計データは共有しようという「デジタル地図運動」だ。

 【shapefile系列】
 民間分野では基本的にはESRIという会社が業界リーダーで、その社がフォーマットを決めたシェープファイル(shape file)が標準フォーマットとして普及している。
 このshapeファイルは、同じ名前の別の拡張子というレトロなテクニックを使う。例えば、Japan.shpには日本の図形を構成する座標の数字列が入り、Japan.shxには図形とデータの対照関係が、Japan.dbfには統計データ(というよりデータベースファイルそのもの)が入る。
 詳しくはパスコの「シェープファイルとは」を参照。もっと詳しいフォーマット情報は英語版Wikipediaのshapefileにある。
 問題はこのシャープファイルをどう読みとるか。当然ESRIのソフトが充実していて、何でもできるといっていい。エクセルのデータを地図に反映させたり、データベースから逐一データを吸い上げてリアルタイムで地図に表すということもできる。(同社のデモ


 問題は、大企業の意志決定や自治体の災害対策、徴税という金がありそうなところを相手にしているので、使用料金が目玉が飛び出すほど高いことだ。(日常的に使うなら高くはないと思う。GoogleMapが目指しているのはこの分野だが、shapeファイルは使っていない)
 そこで、フリーのGISソフト、シェープファイルが出てくる余地がある。
 例えば、GRASS GISはかなり高い水準の地図を扱うことができる。マニュアルを辞書をめくりめくり試行錯誤すれば、「ひったくりと街灯の数の相関地図」などもできるだろう。
 ※フリーウエア分野のデータベースはFreeGIS.orgで探す。世界地図、アメリカやロシアの地図データもある。世界の情報はここを参考。先進国の政府は大抵公開している。

 ※shapefileでしかできないことに、投影(projection)変換がある。先の例で、Japan.prjという追加ファイルに、Japan.shpのデータはどの地点を中心にどのような図法で書かれたものであるという情報を加えると、その2本ファイルから別の投影(例えば、富山を中心に南を上にした平射方位図法)に変換したJapan.shpを生成できる。たとえば、NASAのG.Projectorは利用価値大。(こういう地図にはどんな投影図法で書いたかの注意書きを掲載すべきです)
 参考:地図の投影法のいろいろとその英訳

 【EPS系列】
 shapefileがいくら便利でもillustratorで使うにはepsファイルにしたい。GISソフトにはEPSにエクスポートする機能がある。
 通常の地図は地図会社がEPS版を販売している。無加工で転載する場合でもない限り、著作権上の問題はない。
 国土地理院のデータをEPSに変換して公開しているサイト(みんなの地球地図白地図)もあるが、無料だが出典を明記しなければならない。都合が悪い場合もあるだろう。正距方位図法なので、ちょっと北海道が気持ち悪いかもしれない。
 最大の問題は、パスに名前が付いていないこと。例えば、詳細な地図をデータに応じて塗り分けたり、各都道府県に円グラフを重ね書きしたい場合、パスに名前(ID)が付いていないと、スクリプトで自動化できず、手書きになることだ。(作成時間があれば問題ではないが、折角コンピュータなんだし)

 shapeファイルは、その性質上、地図に名前(国コード、市町村コードなど)が結びついている。手間はかかるが、shapefileをR(フリーの統計ソフト)で読み込み、名前と座標データをセットにしてテキストファイルに書き出し、それをillustratorのスクリプトで読み込み、パスに名前を付加することができる。全市町村地図は上記の方法で作った。

 【ラスター系列】
 ベクトルデータではないデータもある。たとえは空撮写真はGoogleMapのほか、国土交通省の空撮写真は1975年分から公開されている。許諾連絡が必要。
 土地利用や標高傾斜データの情報もある。これらのデータはshapeファイルに変換することが出来る?
 NASAもGoogleEarthに対抗したソフトWorldWindを公開している。山林火災や自然現象の高解像度衛星写真が利用できる。地球温暖化データやランドサット映像、レーダー立体測量データを統合しているので、3D化が素晴らしい。
 NASAのデータは基本的にはパブリックドメインだが、出典として明記すべきだろう。

 自治体レベルの公開情報もある。
 例えば琵琶湖河川事務所は沿岸の航空写真を公開している。
 【ネット系】
 GoogleMapはいわずもがな。印刷物、報道に関する条件は以下の通り。要するに部分使用ならブランド表示が必要になる。
Print use
You may use Google Maps and Google Earth content including photographic imagery in brochures, marketing collateral, packaging, trade show displays/banners, newspapers, academic publications, journals, and books. If you wish to print screen shots for direct marketing purposes that exceed a quantity of 5,000 copies, you must obtain special permission from Google. Incorporating the Licensed Content as a core part of printed matter (such as street-level printed maps of entire cities or guide books) that you distribute for a fee is not allowed without permission from Google.

Broadcast use
Please retain copyright attribution as illustrated in the examples above if you're using Google Maps or Google Earth for one time use in a TV program. If you intend to use Google Maps or Google Earth in a film or broadcast on TV for an unlimited number of times over a period of one year or more, you must obtain special approval from us. If you want to produce movies, please subscribe to Google Earth Pro which allows you to record movies directly from your client.

Press use
Please note that any editorial use of Google Maps and Google Earth does not require our explicit brand permission. We only request that you provide attribution as shown in the example illustrations. For additional press inquiries, please contact press@google.com.

 有料のGoogleMapProは年間400ドルで高解像度(4800ピクセル)のデータを供給するサービス。クレジットは必要。CNNも使用。
 GoogleMapに対抗して政府が作った「電子国土ポータル」がある。極めて詳細な国土地理院の地図が利用できる。
 
 【地図とデータ】
 大量データと地図を組み合わせた分析は、欧米で試みられている。
 古く、イギリスでコレラ患者の住所を地図に落として、そこから原因になった井戸を推定したことがハシリ。米ドラマNUMBERSでもテーマになった。

 日本では警視庁の例がある。(犯罪発生マップ交通事故発生マップ
 Rによるカルトグラムの解説コロプレス図の例もある。

laidout newsMLの構想

 電子新聞に関する平凡なアイデアの特許成立を阻止するため、同業者がごく自然に思いつく電子新聞の機能について、ブログに公開します。その他のアイデアがあれば、書き込んでください。

 フラッシュによるlaidout newsML Readerのデモです。埋め込み動画やチャプター付き音声、テレビ欄などに特徴が出ています。本当はタッチパネルで実演したいのですが、費用が捻出できません。
video
大画面バージョンはLargeで見れます。a full-flash implementation of laidout newsML. Harry Potter-like digital newspaper with fine typography control.

 地デジテレビや携帯電話もデバイスの特性に合わせて、選択的にXMLを利用してReaderを製作する必要があります。
 すでにアメリカでは、タッチパッドだけでできた装置が開発されつつあります。上記デモも、タッチだけで操作することを想定しています。(ダブルクリックなどマウス特有の操作に依存していません)




【構成要素】
 編集された新聞の定義について、XML形式で定義する電子文書は次のような要素を持つべきである。
 基本記事要素
text
記事テキスト
属性内容
top起点の垂直方向座標
left起点の水平方向座標
width段落の幅
padding段落間の幅
leading行間
fontsize活字サイズ
columns複数段組数
layouthint基準からの段組ヒント
string
記事
string2
装飾付き記事

vtext
縦書き記事テキスト
属性内容
top起点の垂直方向座標
left起点の水平方向座標
width段落の幅
padding段落間の幅
leading行間
fontsize活字サイズ
columns複数段組数
layouthint基準からの段組ヒント
string
記事
string2
装飾付き記事

header
見出し要素
属性内容
top起点の垂直方向座標
left起点の水平方向座標
width見出しの幅
height
見出しの高さ
padding段落間の幅
leading行間
fontsize活字サイズ
color文字の色
bgcolor背景色
clickクリックした場合のアクション
mouseoverマウスが来た場合の文字の色
string
見出し文字

picture
写真要素
属性内容
top起点の垂直方向座標
left起点の水平方向座標
width写真の幅
height
写真の高さ
caption
キャプション文字列
fontsize
活字サイズ
URL
写真のURL
captiontype
キャプションの位置
trimhint
トリミングヒント

object
外部フラッシュオブジェクト要素
属性内容
top起点の垂直方向座標
left起点の水平方向座標
widthオブジェクトの幅
height
オブジェクトの高さ
scale
倍率

line
直線
属性内容
top起点の垂直方向座標
left起点の水平方向座標
bottom
終点の垂直方向座標
right
終点の水平方向座標
strokewidth
太さ
strokecolor

stroketype
線の種類

 コンテナ要素=内部に記事要素などを持ち、内部要素の座標の基準となる。
page
編集されるページを表す。ページ繰り操作の対象となる単位。
ページ繰り操作は端末の基本的操作を利用する
属性内容
topページの左上の垂直方向座標
leftページの左上の水平方向座標
widthページの幅
heightページの高さ
colorページの背景色(白)

article
同一テーマとして編集者が扱う記事、写真などで構成される「記事」
印刷や保存における単位
属性内容
top左上の垂直方向座標
left左上の水平方向座標
id
識別子

box
矩形状に編集されたarticle
属性内容
top左上の垂直方向座標
left左上の水平方向座標
width
height高さ
strokewidth
周囲の線の幅
strokecolor
周囲線の色
stroketype
線の種類
bgcolor
背景色(白)

container
なにもしない(相対位置を変化させるために使う)
属性内容
top左上の垂直方向座標
left左上の水平方向座標


 複合要素=マルチメディアなど、複雑なデータ構造を表す。データ表示方法と操作インターフェイスは自由で、すべてを利用する必要はない。

video
動画
属性内容
top左上の垂直方向座標
left左上の水平方向座標
width
height高さ
serverサーバーのURL
movie動画ファイル名
caption動画のキャプション
coverpicture
picture要素
chapterchapter要素
subtitle
字幕要素

audio
音声
属性内容
top左上の垂直方向座標
left左上の水平方向座標
width
height高さ
audio
音声ファイル名
captionタイトル
coverpicturepicture要素
chapterchapter要素

slideshow
スライドショー
属性内容
top左上の垂直方向座標
left左上の水平方向座標
width
height高さ
picturepicture要素(当然複数)

audioslideshow
音声とシンクロしたスライドショー
属性内容
top左上の垂直方向座標
left左上の水平方向座標
width
height高さ
audio
音声ファイル名
chapterpicture要素付きchapter要素

weather
天気情報
属性内容
top左上の垂直方向座標
left左上の水平方向座標
width
height高さ
spot
天気予報地点(場所、天気予報項目を含むXML)

program
番組表
属性内容
top左上の垂直方向座標
left左上の水平方向座標
width
height高さ
channels
チャンネルに関するテキスト
items
item要素(開始・終了時刻、タイトル、内容、出演者。
picture要素、video要素を含むことができる)


 このほか、株価や映画情報などの特定目的データ構造を定める。
 汎用性の高いものとして、表(table)やグラフ(graph)もXMLで定義する。

大量生産の驚異

 Googleやアマゾンのようなネット企業はコストを補えるようになると、それ以上の売上げがほとんど純益になる。純益が売上げの半分ということも珍しくない。
 実物企業でも、大量生産が間接部門のコストを相対的に減らすため、驚異の収益構造を実現する。マクドナルドがどうして100円ハンバーガーを売ることが出来るかについて書かれてあった記事によると、

 大量販売によって、原材料費が同じでも営業利益比が倍増する。それにしても、100円バーガーの粗利が35円というのは驚きだ。

「ボストングローブ紙、廃刊へ」は誤報

 NYタイムズ社と、傘下のボストングローブ紙組合のコスト削減交渉が決裂、同社はグローブ紙の廃刊を組合員に通知した。
 同社は、年間85億円の赤字が見込まれるグローブ紙について、4月末までに20億円のコスト削減を達成できなければ廃刊すると通告し、組合とリストラ交渉を続けてきた。交渉は土壇場で2日間延長されたが、合意できなかった。
 通知は、事務所閉鎖の60日間前通告を定めた雇用調整職業訓練通知法に基づくもので、直ちに廃刊を意味しない。
 NYタイムズ社は1993年にボストングローブ紙を買収した。

【訂正】両者は6日早朝、給与削減や終身雇用契約見直しを含む会社側提案を組合員総会に提案することで合意、当局への廃刊通知を見送った。廃刊は当面回避された。
 タイムズ社が求めた20億円削減について、配達、輸送部門の組合はリストラ案(終身雇用契約廃止を含む)に合意、残った最大組合のボストングローブ組合(600人)と徹夜の交渉を続けていた。
 会社は23%給与削減によって10億円削減する案を「最後、最良の提案」として主張、組合は3.5%削減、年期削減、労働時間の延長を提案した。会社は組合員190人の終身雇用保証を廃止することを重視したため、交渉が膠着していた。
 組合が終身雇用契約に固執するのは、1994年の交渉でレイオフ禁止条項を廃止する代わりに獲得した条項だからだ。

【詳細】関係者によると、合意案は8.3%の賃下げ、5日間の無給一時帰休によって実質10%の賃金削減、401K年金への支出停止、終身雇用契約の組合員への年金払い増額を含む。