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バンドリングの経済学

カリフォルニア大博士課程の研究者が、経済学の視点で新聞崩壊を分析している。

経済学101:誰がオンラインニュースにお金を払うか
経済学101:スポーツ面は必要か

前者では、「ニュースには著作権がない」ことと、「コラムや解説を一緒にまとめなければならない制約がない」ことを指摘している。
ニュースに著作権がないというのは、記事をコピーすることは著作権違反だが、記事を読んで別の記事を書くことは自由ということだ。夕刊フジは、各社が必死に取材した特ダネ合戦を早朝に眺めて、そのまとめ記事を書くことがある。フリーペーパーはテレビニュースを見ながら記事を書く。独自に確認したり、補強取材をすることはない。
ブログで解放されたのは、この「評論の自由」だ。実際、ブログは感想、コメント、別のサイトの翻案の集積になっている。

後者では、固定費の大きい新聞業では政治経済からスポーツ芸能まで総花的に網羅する戦略(バンドリング)が合理的だということを説明して、ネットで専門サイトが登場すると、競争力に欠ける部分は不要になってしまうという。そして「おそらくもとからニュースという財はそのような戦略がなければ固定費用をカバーするだけの収益を得られない産業だったのではないだろうか」という。一般紙の「情報抱き合わせ」のことだ。

残念ながら、経済学的にはそういうことだ。
テレビに限らず、ニュースが経済学的に成り立つことはこれまでもなかったし、今後も絶対にない。Yahoo Japanが「コンテンツを持たないことが我々の強み」と言った背景には、「そんな馬鹿な事業なんて馬鹿にやらせておけ。ニュースなんて在庫が効かないのだから、どれだけでも買い叩ける」という「賢い判断」がある。

しかし、新聞は(少なくとも編集部門は)経済学的に馬鹿な判断を喜んでする。有楽町のマリオンができたとき、朝日の社長が「これで記者を100人雇える」(60人だったかもしれない)と言った話は有名だ。TBSが「赤坂不動産」と揶揄されようとも、彼らはこれでドラマやニュースが維持できると思っているはずだ。(放送の場合、報道を維持するのは電波法の要請でもある)
「報道なんか必要ない」という市場の意見があれば(あるだろうが)、こういう判断は経済学的には非効率な資源配分だし、その結果としての過剰供給を生んでいるはずだ。

阪急や東急の鉄道開発は、鉄道の需要だけでは賄えなかった。開発主体であることを利用し、沿線の不動産開発やターミナル百貨店で十分な利益を上げることで、全体としてファイナンスした。
新聞もかつてはそうだったはずだ。ところが、リクルートによって求職広告、中古自動車広告が、テレビガイド誌によってテレビ欄(地デジになっても続くのだろうか?)が奪われた。株価欄はヤフーファイナンスと証券口座サービスによって存在価値がほとんどなくなった。

(アームチェアーコメンタリーではない)報道がペイすることは、これまでもなかったし、今後もない。存続してきたのは、情報をパッケージ化することによって、スポーツや芸能情報に対する需要やその需要(スポーツやカー情報)に対する広告から得られる利益を、経済原則に反して配分してきたからだ。それをよしとする、というより、そのために、稼ぐ部門を内包する組織になった。電子新聞になっても、この仕組みはかわらない。記事単位で課金するマイクロペイメントやセクション別有料化では、報道は絶対に救えない。

さて、この編集部門の馬鹿な判断は、市場をゆがめる、大きなお世話だったのだろうか。(学校の必修科目指定に似ている問題だと思うのだが)

NYTによる未来の新聞2010年版

iPadが売れるかどうかに関係なく、お披露目会のデモンストレーションで、「未来の新聞」の原型が出ている。

アップルの紹介ビデオ(38分55秒から)

さすがNYTと思ったのは、ページの概念を維持していることだ。そして、スポーツなどのコンテンツにマルチメディア化は必須だということだ。これがなければ、電子化する意味がない。

有料化について、KDDIの特別研究員(とはいえ、元読売記者)がブログで書いている。「禁止的価格」という言葉が独自じゃないと知ってホッとした。
リンク:Newsdayの「有料読者35人」論議は意味がない

ネット上では日経電子版について(想像された道りだが)反発が多い。

  • 無料派の反発は放置しなければならない

新装開店のスーパーマーケットが、先着100人に記念品を配った。101人目の人が怒って「二度と来るか」と言って帰った。喜んで帰った100人は近くのホテルに泊まっていた旅行客でその後、二度と来なかった。101人目の人は近くに住んでいて、時々使ってくれるようになった。
無料がもたらす賑わいには、そんなことがあり得る。大事なご近所をおこらせて、そもそも顧客ではない人に大盤振る舞いをしてしまう。一番大切にしなければならない客は、102人目以降の人たちだ。
開店お知らせのサービスは、店側が自ら商圏を訪ねていかなければ効果がない。それは、既存読者にアクセスアカウントを配ることだと思う。

  • 高すぎるという批判は甘受しなければならない

「新聞社」という本で有名になった河内孝氏のコラムは、販売店があるから腰が引けていると批判している。販売店を虐めて傾いた毎日新聞らしい視点だが、販売店は新聞社の触覚の最先端だ。広告主の干渉(ほとんどの場合、企業として当然の反応)から編集局を守ることと、販売部門の意向を編集局が無視することは全く違う。仕事の内容が同じとはいかないが、販売店と共に生き残ることを経営者が考えるのは当然だ。
(ところで、著書の孤独な恐竜たち(a lonely dinosaur)という翻訳はどうなのか?「(つがう相手のいない)恐竜最後の1匹」だろう)

いわゆる、イノベーションのジレンマがあるから、優秀な経営ブレーンを抱えている日経だからこそ、こういう戦略しかとれないのだ。

  • 現行サイトは縮小

ネット展開が急だったアメリカでは、収入の10%程度まで成長したデジタル部門が有料化の最大の抵抗勢力になった。
日経のサイトの問題はニュースが十分すぎることだ。この無料版を基準にして、より高機能な有料版を作る自信があるのだろうか? 後門にプロ用の経済情報サービスという虎を持っているのに、前門に立派なNikkei.netを維持したら、動く余地がなくなってしまう。
有料化して大変なのは編集局だ。「記者もブログを始めました。でも、ブログなのでダラダラな内容でも許してください、ブログなんだから」という言い訳はできない。「プロが作ったコンテンツ」でなければならない。

怨恨からiMac購入

ノートパソコンを買う必要がほとんどなくなったので、iPad発表会でiMacの新機種が出ないことを確認、買ってやった。
16対9の画面は素晴らしい。

過去最高益のニュースの3日後。売り上げ増に貢献するのは悔しいが、壊れたら仕方ない。今度はAppleCare(3年保証)も購入、ハードディスクも液晶も、3年目で壊れてほしいとさえ思う。

英ミラーもNewsNowをブロック

ニューズ社のサン紙、ロンドタイムズ紙に続いて、英タブロイド紙ミラーが、25日からイギリス首位のニュース集積サイトNewsNowの検索登録を断った。
現在、NewsNowでは、BBCのほか、メジャー紙ではガーディアンぐらいになってしまい、抗議の声明もない。
アクセスをブロックしているわけではないから、「リンクする自由」を主張するなら、勝手に収集して使えばいいのに。

ミラーはイギリスでは下位だが、担当者は「彼らのビジネスモデルは好きじゃない(We're not big fans of their business model)」と述べたという。言ってやったぜ、の英国的表現だと思う。検索エンジン経由の閲読者は「ミラーの読者」ではないということに気がついたそうだ。

ごもっとも。こうしてブログをやってみるとよく分かる。

新聞にとってアグリゲーターがなぜ敵なのか。
新聞の最大の役割は、多くの人にとって「暇つぶし」であることだ(このへん、朝日や日経のエラい人の寝ぼけた話と違う)。新聞にとって、事件ニュースは商品だが、取り立てて大きなニュースがないことも、同じくらい重要な商品だ。「きょうの新聞、事件が全然ない」と不満をいう読者はいない。
新聞に新幹線脱線の記事がない日、「きょうも新幹線は無事に運行している」という情報を提供している。だから、記者にとって特落ちやニュース無視は犯罪的なのだ。
アグリゲーションや(新聞社自らの)記事小売りは、この重要な商品の価値をゼロにしてしまう。

グーグルのアドワーズ(このページの右上の箱の広告)も、新聞広告にとって相性が良くない。
広告は誰に効果があるか分からないから使われるのであり、誰が興味を持ち、誰が興味を持たないかを知りたいから使われるのだ。クリック保障型の報酬は「誰が興味を持つか」だけに課金でき、「誰が興味を持たないか」という重要な機能を無料で提供していることになる。
(加えて、3割程度はクリック詐欺と言われ、それ以外でも、クリックミスによる「成果」が過半ではないかと考えている人もいるくらいなので、クライアントのエージェントとして振る舞わなければならない広告営業担当がいるメディアは使うべきではない。あくまでブログ用だ)

フランス3紙が紙面改革

日本語で紙面改革というと当事者だけしか気づかない車のマイナーチェンジに似ているので、Redesignと言うべきかもしれないが、フランスのアモリ社(パリジャン紙とスポーツ紙レキップ)が、48ページを全カラー化し、4セクションに変更した。

パリに行ったら必読のレキップは、読者調査の結果、スポーツ産業面を扱う「インサイド」、雑誌ような気楽な読み物を集める「ウイークエンド」、中古車情報ではない自動車産業面などのページを新設する。若者が何を読みたがっているか調査した結果だ。
(就職がないのが不思議だが、学生は有効読者ではないという判断か?)

ラサンティネル社のレクスプレス紙も2月から新フォーマットに移行。3セクション制で、1部はストレートニュース、2部は生活・ファッション・文化などのライフスタイル欄。3部は「ID」という「個人の意見形成のための解説欄」という、いかにもフランスらしいセクションで、週1回は全部英語(読者の強い希望らしい。フランスよ、どうした!)。

HPの告知には、紙面刷新のコンセプトの内覧会の様子(仏語)が紹介されている。読者調査に基づく刷新に並々ならぬ自信が感じられる。





iPadに足りないもの

アップルがタブレット端末iPadを公開した。



独自のCPU「A4」を使い、9.7インチの液晶、電源は10時間。猛烈に薄く、絶賛してもいいが、iMacが2年で壊れた恨みがあるので、「こんなもんiPod touchを大きくしただけじゃないか」と指摘しておきたい。出荷は3月から。

注目すべきは、ATTを使った通信網で、月15ドルで250MBまでという従量プランと、月30ドルの無制限プラン。いずれもATTの公衆無線LANは無制限。国際3G網のサービスは6月から。
iPad用iWorks(ワープロ、表計算、プレゼン)は10ドル。

出版業界にとって注目の書籍関係では、iBookという電子書籍閲覧ソフトが内蔵され、ePubというソニーなどが採用しているオープンフォーマットを使う。
アマゾンのKindleがなくなることはないだろうが、万事休すだと思う(大体、質感が悪すぎる。本を読むことは、見栄っ張りで贅沢なことだ)。
Jobsがアマゾンを評して、We are going to stand on their shoulders and go a little bit farther.(我々は彼らの肩の上にたって、少しだけ前に進む)と言ったそうだ。シャルトルのベルナールの言葉の引用だ(それを引用したニュートンのほうが有名だが)。ペーパーナイフで本を読む心理はRSSで情報を管理する心理と全然違うのだ。

iPhoneOSなので、iPhone用アプリが転用できる。
ニューヨークタイムズは、多分技術者一人で3週間でiPad用アプリを準備した。ゲームのエレクトリックアーツ社、メジャーリーグのMLB.comも短時間でソフトを修正し、デモを公開した。

問題は価格。素晴らしく攻撃的だと思う。

iPadの価格
メモリ容量
無線LANのみ
3G付き
16GB
499ドル
629ドル
32GB
599ドル
729ドル
64GB
699ドル
829ドル

足りないものは、
  • ウエブ標準のフラッシュが使えない(アプリと利害衝突するから)
  • スピーカーとマイクがない(多分)
  • (iPhoneと同じなら)フォントが貧弱(他のOSに比べたら格段に立派)
  • やっぱり、なお高い
欲深い。
でも、フォントをどうにかしないと書籍にとって代われない。350ドル程度まで下げないと新聞社や書店が無料配布できない。フラッシュ類似品がないとマルチメディア化できない。
iPhoneを使った人ならわかるが、マルチタッチなどほとんど要らないのだ。パナソニックとSilverlightが組んだら、できると思うのだが。

デイリースポーツが2月から電子版

「弱い阪神タイガース」ファンの愛読紙、デイリースポーツが、2月1日から、紙面をオンライン上で見る電子版を開始する。月額1890円。中国では、iPhoneで閲覧できるサービスも開始する。

IBMと徳島新聞によって設立された「四国システム開発」が開発した「電子新聞プラットフォーム」を利用する。IT会社が提案する電子システムの通例で、印刷出力の転用という「最も消極的なデジタル化」だ。新聞を読まない人が考えると、数字データの配列なら、なんでも同じだ。

スポーツ紙はネットに書けないほど深刻な部数減少に直面している。東京にあるデーリースポーツは3月に母体の神戸新聞と再統合する予定だ。だが、イノベーションは傾く前にやらないといけないという鉄則を忘れていると思う。目指すべきは「本当のデジタルメディア」だが、その余力はもうないかもしれない。


中国で展開する電子版は、恐らく、方正集団の「Apabi」readerを基に開発されたiPhone用アプリケーションだと思う(まあ、どこでもいいんだけど)。阪神ファンが中国にどれほどいるのか知らないが、ネットメディアで外注するのは最悪だと思う。ノウハウを蓄積するのはシステム会社で、新聞社には何も残らない。10年使える編集システムではない、半年に一度は差し替えるシステムなのだ。

日本でもデジタルメディアの動きが出てきた。生々しくて書けないことも多くなり、このブログもそろそろ終わりかもしれない。

Newsdayの有料読者はたった35人

10月末に有料化(週5ドル、年間260ドル)したNewsday.comが3か月で獲得した有料読者は35人にすぎないと、ニューヨークオブザーバーが伝えている。
4億円かけたリニューアルで、せいぜい年間90万円の売上という結果に、取材記者が「数字は正確ですか」と問い直したそうだ。
もっとも、新聞読者かケーブルテレビ契約者(ロングアイランドの75%)は無料アクセスが可能なので、ニュースサイトの閲覧者が35人しかいないという訳ではない。しかし、"That's 35 more than I would have thought it would have been"(そんなくらいだと思っていた訳ではないが、思ったよりは多い)という編集長の感想には、仮定法でなければ表現できない落胆が感じられる。
ニールセンによると、10月に220万人いたユニークユーザーは11月に170万人、(大きなニュースがなかった)12月に150万人に減っている。また、調査会社コムスコアのデータでは、地元ユーザーが649000人(4月)、672000人(5月)、607000人(12月)と1割減に留まっている。つまり、地元ユーザー1人あたりでは訪問頻度がかなり上昇したようだ。

35人という数字は、ロングアイランド出身で一時的に転居している人ぐらいしか有料購読者がいないということだ。週5ドルという値段設定は「禁止的価格」なので、これは予想通りだろう。ローカル新聞の顧客は地元にしかいない。北日本新聞も同様だろう。富山県東京事務所の人さえ(実家で購読しているのだから)新規購読者にはならない。
ユーザー数が半減していないということの方が驚きだ。ローカルメディアとして「ロングアイランダー」という堅い読者群をこれまで維持してきた証拠だ。

しかし、記者はそうは思っていない。
ドラン家に2008年に6億5000万ドルで買収されたNewsdayでは、昨年1月に地元NBAのKnicks(オーナーはドラン氏)の扱いをめぐり編集者が退職、夏には通信会社ベライゾン(ケーブルテレビ会社にとってはライバル)の広告掲載拒否で、発行人と編集者が退職した。
2009年1-3四半期(9か月)で700万ドルの赤字に陥っている。会社は記者に一律10%の賃下げを要求しており、ワシントン駐在や海外支局を次々閉鎖した親会社に対する記者の嫌悪感は、弥増しに増している。

ロングアイランドの読者にとって、ベライゾンの広告が見られないのは不利益だ。しかし、他業種の所有になるということはそういうことだ。

Kindleは(誤用的意味で)役不足

大学の研究で最も腹立たしいのは、当然の結論を裏付けるだけのものだ。Atlanta Journal-Constitution紙の依頼で、ジョージア大の研究者が、アセンス(部数が急減した地区)の住民に、KindleDXで新聞を読んでもらい、対面調査した。その結果、

電子ペーパーは目に優しいとすべての世代が思ったが、若い世代は、(iPhoneやBlackberryのような)タッチスクリーンで多機能で小さい最新端末に比べて「古い」と感じ、上の世代は、漫画やクロスワードパズルがないことを不満に思った。そして、すべての世代が489ドルという価格に躊躇した。
結論として、新聞という機能だけで電子端末を普及させるには弱すぎ、雑誌や書籍など多くの機能の一つとして見なければならない。

当たり前だ。この時代にモノクロで、本読みにとってはページめくりが遅過ぎ、なにより、ページの概念がない(曲間にも間奏が流れるアルバムが昔はあった)。
カラーと音、タッチパネル、耐久性と(たぶん)防水性は絶対だ。iPhoneを一度使ってみればわかる。

Fly Cyndi まとめ改

王心凌(Cyndi Wang): Fly! Cyndi の日本語試訳です。原文は著作権の問題で削除しました。at your own riskで探してください。


自信のない所も多いので、追々修正したい。要するに歌詞を訳すほどの実力はないと実感したのだ。
なお、中国語版wikipedia(自由主義社会にいない人には見れません)によると、販売量は台湾(人口2200万人)で8万枚、アジアで250万枚。
http://zh.wikipedia.org/wiki/王心凌

飄飄(piao1)
ひらひら

あなたのために私はひらひら あなたのために私は飛ぶ 感覚は飛び上がるみたい
あなたが私を可愛くさせる あなたが私を飛ばせる 蝶みたい
あなたのために私はひらひら あなたのために私は飛ぶ 私の心は飛び上がる
あなたが私を可愛くさせる あなたが私は飛ばせる あなたの愛があるから

あなたがくれた花弁は私の幸せの王冠 あなたがくれたやきもち(酢の缶)は私の心をちょっと悲しく(酸っぱく)させる
あなたがこの世界を花火の旋回みたいにする あなたはいつも私の気持ちをもろくさせる

一言話せは一度キス すべてがびっくり あなたの思い付きは こんなに神秘
丸めた小指は私の指輪役 大きな抱擁は太陽のような暖かさ
あなたの手を引けば 雲間を歩くようよ 一緒にいてくれないなんて 慣れていない
ひとたび思えば一度キス びっくりをお返しする 私のゲームは やはりあなたを愛すること



熱愛

鼓動がすでに加速しはじめていると聞こえるよう
男子学生は、いいか悪いか、みんなボール遊びをしておまけに電子ゲームをしている
刺激を奮い立たせて愛の震撼に変えてほしい
どきどきが全世界を飛び越える
ちょっと顔が赤らむと温度も高くなると思う
女子学生は得てして陶酔しおまけにはにかむ
恋愛が増えて地球が温暖化するように
全世界が愛故に熱くなる
顔が赤らみどきどきすることだけが出会いの花火を加熱点火する
微妙な導火線はどうやってつなぐの あなたが当ててみせて
私に熱愛 超やばい 鼓動が速い
あなたが反拍速い(ここ自信なし) 飛び越した 響き渡る愛
私に熱愛 熱がでた 真っ赤な告白

赤らむ私 隠せない期待

這就是愛
これが愛

愛の海を漂って、あなたもわたしも傷ついたことがある
信じることが二つの小さな心の距離を近づけるから
あなたの胸に身を任せ どんな話もいらない
眼前の景色は あなたがくれた絶景
月影遥か 天空清か 星々は眠れない
あなたの耳元で口ずさめば ほら笑った
二つの星 一面の海 引っ張る手が知っている もう離れられない
軽々と私の心の海を進む あなたは甘い事件 もう逃げられない

瞬間(shun4jian1)
作詞:廖瑩如 作曲:柯貴民 編曲:黃雨勳

覚えている 涙が落ちることを
忘れてしまった 心配し過ぎた承諾?
もう一度言って あなたは私を愛していると
涙が固まる感動が留まり すべて去ってほしくない 

最も美しい瞬間はどれほどの悲しみでも慰められるという
孤独に耐えるたび きつく自分自身を抱いて永遠に
永遠はあまりに遠いという 私は言いたい この瞬間
あなたは分かっている 私を愛していると言うことに足りないものはないと
流星に願いを込める 私の小さな秘密を携えて飛び 喜んで

恒星に変わり永遠に変わらないことを

雙人舞(shuang1ren2wu3)
社交ダンス
作詞:林白 作曲:王心凌 編曲:金木義則

私たちの間は社交ダンスようよ あなたが微笑みでカーテンを開く
私は目を落としお辞儀をする 前奏曲が響き始めるのを待つだけ
人を興奮させる第一歩 二人のダンスが始まる
ワルツの一歩一歩 私たちはあんなにも真剣
軽々とステップを踏む 軽々と鼻歌を歌う つまずいて私たちは一緒に「痛い」と叫ぶ
軽々とステップを踏む 軽々と双方の手を伸ばす たとえ倒れても目は誠実でないと
次の一歩はどこかと見当をつける たとえ時々間違えても 
手を離さなければミスも最後 高難度の動作に変わる

軽々とステップ 軽々と手を伸ばす 心で軽々と鐘が鳴る
あなたは回転ステップが好き 私は優美なアングルが好き
ある時は楽しくある時は苦しい 口に出さない約束で幸福を育てる
あなたの不注意 私のぼんやり 私たちのステップを乱す
私の優しいカバーで 私たちはミスを取り返せる


日落前七分鐘
日没前の七分間

こんな素敵な雰囲気なのに、あなたは如何して別れ話なんてするの
私を全然愛していないと、とっくに分かっていたわ 分かるわよ 分かってる
こんな温かな抱擁なのに、あなたは如何して涙を流すの
もし、前からこんなことするつもりだったとしても、私は楽しかった。
日没前の七分間、もう一度私を愛して 月はあんなにもゆったり。もう少し留まって。
もし私を愛していたなら、馬鹿みたいに私を見ないで、分かれた後も友達でいられると言って

分かれた後も私たちは自由だと


幸福神偷
幸せ泥棒
作詞:馬嵩惟 作曲:小安(陳信安) 編曲:奧斯卡

突然瞼が踊りだす感覚 ある人の行方はあてどなく、親密で言いようもなく奥深い
あなたの髪型はひどいし、馬鹿笑いする癖がある。心の防犯装置は全部失効。警報が鳴っているわ。
世界に宣告する。あなたの微笑に懸賞をかける。賞金は抱擁、????
私の愛を盗みたいなら真心がコツ 注意して私に教えて あなたは幸せ泥棒、やってきた

こっそり私の好きな鞄に入り込み 胸元に貼付いて鼓動を盗聴する
一瞬で悩みすべてすり替える そばにいて毎分毎秒
こっそり私の愛の口座番号を開き 心の鍵を楽しい符号で満たす
私はあなたの世にも稀な宝 年を取るまで大事にしなさい


還是好朋友
また友達
作詞:陳彥甫 作曲:Min Myeong Gi 編曲:涂惠源

一体どれだけ待ったかもう忘れてしまった あなたはまだあの話を口に出さない
街のカップルが手をつないでいる 私たちにはただ沈黙があるだけ
友達から恋人に結局どれだけの手順があるの あなたは永遠にじっと私をみるだけ
ある日芽吹き身を結ぶことを望み こんな風にだめになるのだろうか
私たちは友達 ただの友達 ただ友達の線をとっくに越えてしまった
頭の中にいつもあなたの笑顔が満ちる 分かっている あなたも同じ感じがあるでしょう
私たちは友達 ただの友達 もしすれ違うことがなかったら
一言で十分 その他は多く話さないで あなたの口が開き私を愛していると言うのを待っている
どれほどの寂しさを あなたがそばにいたので経験しただろう
考える必要のないことが多い かつてあったことを考えても見込みがないに違いない
私たちは友達 ただの友達 ここでどれだけ待っただろう

張りつめてお互いに寄り添い 私たちは十分受け入れることができる なぜという問いをどうして留め置く必要があるだろうか


泡泡糖(pao4paotang2)
風船ガム
作詞:馬嵩惟 作曲:Kim Se-Jin 編曲:奧斯卡

恋愛 神秘の秘方 想像力を発揮 きっと寂しさに降参させる
ちょっとロマンを加え ちょっと噛めば あなたの目配せが光る
あなたに風船ガム 甘いけど太らない
あなたに風船ガム 愛の形に膨らませる
あなたに麦芽糖 毎日あなたの身辺に粘りつく 分かって愛せる人は最もすごい
腕白で 因縁つける 真面目に受け止めない 私はあなたのために美しいわけではない
本当の愛 早く 早く満腹に 幸福の力が溢れる

はやく真心で私を溶かして
あなたは私を思うだけ? 嘘は許さない 愛したら甘味は一人で楽しまなければ
抵抗できない 一口かめば 心が飛翔し始める
腕白で因縁つける 悪巧みを弄するな 女々しい包装を換える
真実の愛 はやく私を好きになれ 言い切れたら褒美がある


睜開(zheng1kai1)眼
作曲:饒善強 填詞:易桀齊

物語は聞けば悲しすぎる 多分私はどうしても理解できないだろう
愛の本来の距離は美しく 幸福は時に絶対ではないとは理解できない
本来思い合って行き来できないことはあまりに狼狽するだろう 私も思い何度振り返っただろう
どうしたって関係はもう変わってしまい想像を超えて疲れ 楽しくとも楽しくなくとも涙を落とす
誰かが辛い目に遭おうと許し 愛しあるいは愛されることに疲れ あの刺のある言葉も甘い 追いかけることもできない
目を開いて あなたがもう去ったことに気付く ただ地平線が残り どうでもいい
あなたに一点言い出せない済まない気持ちがあるけれど もう一度は言えない
あなたが残したすべてはかつて私の世界だった あの一年をすべて私の心に書き記す
私は前に向かって駆け出す 懸命に駆け出す もう避けない
たとえ躓いても 逃げない 私はずっとよくなる
目を開いて あなたがもう去ったことに気付く ただ地平線が残り 一瞬
わき起こる思い 一片のめまい 私は笑顔で高く飛ぶあなたを見ている
あなたが残したすべてはかつて私の世界だった あの一年をすべて私の心に書き記す
私の幸せで 心に留める

メディアニュートラルな通信社加盟料

有料化をめぐるネット上(あちら側の人)の反応で信じられないものの一つに、「有料化すれば、別の無料ニュースサイトに行ってしまう」というものがある。
教養の関係なのか、言語能力の関係なのか、信じがたい。全然違うじゃないか。

Kindleが印税70%で個人出版できるという話があり、これもネット上では話題になっている。これも信じがたい。
この話は「ブログ」で既に見たものだ。「出版の解放」が生んだのは、おびただしい、独りよがりの、未編集の、誤字だらけで一般には理解不能なタコつぼ的文章(典型として、このブログ自体)が、一部の成功者という例外を除いて、放置される現状だ。iPhoneのアプリの大半が、全く使われないのと同様、自由を享受できるのはごく一部になるだろう。DTP革命がもたらした「新書ブーム」もそうだった。

例外は、性質上どこでも同じになる通信社原稿(共同通信、時事通信など)で、だからこそ、この分野では読者数に応じた費用負担が必要になると思う。既存メディアの独占にして新規参入者を排除することで、通信社がメディアの重心移動に取り残されて伝統メディアと一緒に没落することは避けなければならない。APやAFPの背後に国益があるのは明白だ。

メディアニュートラルな加盟料、つまり、メディアが紙だろうとテレビだろうとネットだろうと、最終読者の数に応じて費用負担するという仕組みが必要になる。

(ちなみに、広告業界で使う「メディア・ニュートラル」とは、テレビや新聞・雑誌の伝統的広告を前提としないで、ポスターや街頭キャンペーンなどの多様な媒体を組み合わせて、商品に相応しい展開を考えること)

もっとも、連続的に移行できるとは到底思えないのではあるが。(だれでも参加できるようになると、限りなく「直販」に近くなってしまう)

ほとんどのメディアは広告効果の宣伝のため、想定読者を自己主張している。一般家庭に普及している新聞やテレビは部数・視聴テレビ数以上の最終読者がいること(大抵2,3倍)を自己規定しているし、ネットも自らユニークユーザー数を誇っている。アグリゲーターの問題も自然と解決できるだろう。

マルチメディアの語り口 2010年1月

アメリカの新聞で傑出したマルチメディア展開をしているニューヨークタイムズはハイチ地震で新しい表現手法を導入している。


技術的に目新しくても、単に並べればいいような内容もある。スクロールを避けることでナビゲーションを進化させただけのものもある。だが、マルチメディア固有の「語り口」が固まりつつある気がする。

なお、今回驚きの新技術はCNNによる360パノラマ動画。
大きな画面はここ

日経電子版の価格は月4000円

あまり信頼できるわけではないが、FACTAによると、日経の電子新聞の購読料は、オンライン版4000円、プリント併読で(約4300円)1000円加算に決まったという。

米ウォールストリートジャーナルがプリントが年間換算119ドル(約1万円)、オンライン併読で155ドル。ただし、これはキャンペーンを連続加入するという反則(販促)技で、プリント版は349ドル。定価は年間600ドル近く、激しい定期購読割引には絶句する。
比較しやすいキャンペーン価格をみると、オンラインだけの購読が週1.99ドル、プリント版が2.29ドル、併読が2.69ドルであることを考えると、価格政策は同じだ。
印刷配送コストを考えれば高いと思う読者も多いだろうが、安すぎればプリント版から「過剰な乗り換え」が起きてしまう。資生堂の化粧品やソニーのウォークマンが、低スペック版にもそれなりの価格をつける理由と同じだ。
ただし、紙に載っていることはすべて載っている「フルスペック」を超えるものでなければならないと思う。(経済紙の場合は、価格データがリアルタイムなだけで紙を超えられるから簡単だ)

関連:NYTによる未来の新聞2010年版

将来、ハイチを誰が伝えるのか

12日午後4時53分、M7の地震がハイチを襲った。ハイチにはAP通信とロイターの通信員がいるだけだ。
CNNのCooper記者は12日夜、ニューヨークからドミニカ便に乗り、翌日午前10時ごろ、ドミニカ政府のヘリコプターで、ポルトープランスに着いた。最初は衛星携帯電話でレポートしたが、マイアミから機材が届くと衛星中継に切り替えた。
米CBSイブニングニュースのアンカー、Katie Couricは1午後2時には首都に着いた。国際救援部隊はまだほとんど到着していなかった。NBCのBrain Willianmsもナイトリー・ニュースに間に合った(親会社のGEのチャーター機子会社を使った)。遅れたABCのDian Sawyerはアフガニスタンからハイチに移動中だった。
テレビ局は衛星中継用の機材、警備員を最初に、続いて食料などを送り込んだ。
現地入りが遅れたFoxとMSNBCはしばらく通常放送を続けたが、従軍特派員の経験があるSteve Hariiganが救援機に便乗して現地に着くと、衛星生中継を始めた。彼はあまりの惨状に放送中に泣き出した。

新聞は通信社電を補うため、ウォールストリートジャーナルは数年前に辞め、ハイチで研究員をしているPooja Bhatiaの記事を使った。ニューヨークタイムズも彼女の手記を掲載した。カトリーナ台風を取材している。「この地震に比べたら色あせる」
ニューヨークタイムズは偶々ドミニカで休暇中の記者が13日中に到着した。ワシントンポストは13日未明のニューヨーク発ドミニカ便に乗り、機内で知り合った人にハイチまで車で送ってもらえるよう頼んだ。

19日までにCNNは50人を現地投入、Foxは25人、BGANと呼ばれる放送水準の映像を送れるラップトップの送信機を投入した。CNNとFoxは郊外のホテルを確保したが、ほかのネットワークのアンカーマンはテントや空港で生活した。(電気があるため)
NPRは記者3人とカメラマン1人、ワシントンポストは記者3人でさらに追加投入の予定。

新聞は死すべき運命という姿勢の「新聞デスウォッチ」PaulGilin氏は、「将来、ハイチのような災害を誰が伝えるか」と書いている。

Bhatie記者によると、地震直後でもSkypeは使えたそうだ。
方や、CBSの社長はCouric記者のチャーター機の決済書をみて、(額に驚いて)瞬き一つしなかったそうだ。
CNNは一方を伝えた後、最初の現地写真としてFacebookを使った。「ハイチのような国でさえ、人々は声を聞いてもらえるのだ。我々の仕事がいかに変わったか、信じがたい」
メインストリームのメディアもインターネットを活用している。同時に、ソロバンづくではない、伝統的取材も維持している。あの瞬間、収益計算をした組織はジャーナリズムではない。
20年以上も前から、当事者が伝えるニュース(いわゆるダイレクトジャーナリズム)というアイデアが出されている。主義主張を持つNGOによるニュースというアイデアも出てきた。でも、やはり、本質的に無理があるような気がする。組織体としての使命感がない限り、どんな組織が将来代行することができるのだろうか。

ガーディアン紙は有料化せず。毎日1500万円の赤字。

英ガーディアン紙のAlan Rusbridger編集長が、去年、一日あたり10万ポンド(1500万円)の赤字を計上したとコベントリー大学の講演会で述べた。
Journalism.co.ukによると、信託財団経営であることが(株主の圧力がなく)経営にとって救いだと述べ、ガーディアン・オンラインを有料化する計画はないと明言したらしい。マードックの有料化案は「クレイジー」だとコメント。
ジャーナリスト志望の学生に、期待する資質を問われ、「スタミナや根性、ずるさ。最新の技術を使いこなす能力が必要で、あいまいさや不安に耐えられない人はジャーナリズムは避けたほうがいい」と業界トップとしてあるまじきアドバイス。でも「ビジネスモデルを心配するよりも、ジャーナリズムについて考えてほしい」と述べた。

50万ポンド(7500万円!)の年収を昨年1割カットしたことについて、「社内で自分から削減を申し出た唯一の人間だ」と述べたそうだ。欧米の新聞社もほかの業種と同様、上と下の格差が大きいのだが、それにしても。。。

ニューヨークタイムズ紙の有料化は2011年初頭から

ニューヨークタイムズ紙が20日、2011年初頭からウェブサイトの有料化を開始すると発表した。
導入するのはメーター方式で、毎月一定本数までは無料で閲覧できるが、それを超えると購読者になる必要がある。
今後一年間をかけて、システム整備する。プリント版の購読者は無制限にアクセスできる。
社主は「Our audiences are very loyal and we believe that our readers will pay for our award-winning digital content and services」と述べている。

TimesCompanyのプレスリリース

こんなことがいえるのはNYTぐらいだ。同時に、「課金の時」という記事が出た。

管理職の話として、無料で閲覧できる本数は経済環境(つまり広告単価・条件など)に応じて機動的に変えるという。ファイナンシャルタイムズは月間10本まで無料。
月間1700万人の閲覧者がいる全米屈指の一般ニュースサイトであることが、かえって「失敗した場合に失うもの」を大きくしている。TimesSelectは年間49.95ドルで21万人の購読者を集めたが、景気拡大で広告収入が見込めることから、無料にしてトラフィックを増やすことにした。
フルサービスするプリント版購読者や有料オンライン購読者を管理するシステムは一から開発するという。

コメント欄には「1銭(セント)も払わない。さよなら」という反発と、「購読者なのですが、これからも同じようにみれますか」という不安が投稿されている。
ロハの客が偉そうなのはインターネット特有(最近は現実社会にも増えてきた)で無視すればいい。ただ、極東の読者としては、できるだけ安くしてほしい。

NYTは「クラブ」とでも呼べる特殊な読者が世界中に存在する。ある大新聞のニューヨーク特派員が、駐在の最大の特典は「タイムズが読めることだ」と話したということを又聞きしたことがある。
そして、ジャーナリズムとマルチメディアを最も真剣に研究・実践してきた新聞だ。

もし有料化に失敗したとすれば、それはほとんどの一般新聞にとって有料化が絶望的なものになる。その行き着く先は、本当にオフライン化(ウェブサイト閉鎖)かもしれない。

ルモンドに初の女性編集局長


仏ルモンドの編集局長に、シルヴィ・カウフマンが18日に就任した。ドイツ語の「首相」に女性型が作られたように、フランス語の「編集局長」の女性形も作られたことになる。ニュースそのものは昨年9月に流れている。
当のルモンドによると、1955年マルセイユ生まれ。フランスらしく法学修士ぐらいは持っている。AFPでロンドン特派員、ワルシャワ特派員、独立闘争時代のニューカレドニア特派員、ゴルバチョフ時代のモスクワ特派員を務めたという華々しい経歴を持つ。1988年にルモンド入りし、1993年から2001年までワシントン・ニューヨーク特派員、パリに帰って副編集長。2003年から「grand reporter」(編集委員?)となって、中国やフィリピンを取材した。
前任のアラン・フラションは中東の専門家で、退任後も国際問題の論説長を務める。

日本では下村満子以来、大物が出ていない。大手新聞社の編集局長に相応しい華麗な経歴を築くには20年以上かかる。女性編集局長が出る前に滅びてしまうかもしれない。

プロも間違える英語 「~の一人」 tweetの動詞化 障害者の婉曲表現で使われるchallenged

AfterDeadlineのコラムで、「の一人だ」という表現の文法について、CopyEditorの指摘に多くの読者から反対のコメントがあった。日本人にとっては比較的簡単な文法事象だが、一般のアメリカ人には直感に反するように感じられるらしい。日本語でも、留学生のほうが正確な敬語を話す現象(しかも、しばしば)がある。

Best’s lead blocker and close friend, fullback Brian Holley, is not one of those players who ignores the long-term risks of football head trauma.

頭の中では単数のイメージしかないから、口語では単数形を使うようになっている。複数形のほうが論理的だが、少々「学をひけらかしている感じ」がするという。

He feared it was one of those things that was just not done at Yankee Stadium.

は、こう書きなおしたらどうだという。

He feared it was the kind of thing that was just not done at Yankee Stadium.

Senator Mary L. Landrieu, Democrat of Louisiana, is one of the few Democrats who have not yet committed herself to allowing debate to begin on the health care legislation.

themselvesにも直す必要がある。
ところが、読者からは別の課題が与えられたらしい。One of the only...という表現だ。

Heading to casinos first became a Thanksgiving activity for Chinese immigrants decades ago because the holiday is one of the only days that Chinese restaurants are either run by a skeleton staff or closed.

Atlanta, which is one of the only cities where local officials have tried to keep data on the problem …

If consumer spending stays weak and government stimulus spending eases over the next year, rising exports, fed by a cheap dollar, may be one of the only sources of economic expansion.

いずれも少ないことを強調するためにonlyを使ってしまうようだ。one of a few... にするべきだという。


It is the breakfast hour, the day before Thanksgiving, and the lobby is busy with clean-looking families who are up and Adam, ready to set off in their varsity-letter jackets and Rockports for some holiday shopping, maybe a show.

間違いは分かっても、それを「up and at 'em」のことだろうと想像するには難しい。up and emと同じで「起きる」という意味。

On Thursday, the fifth day of jury deliberations, she sat gamely in the courthouse for several hours as a court reporter read testimony that Ms. Stafford had heard weeks earlier. She wore a gray pantsuit and a large cross on her neck, her blond hair was pulled back with a brown clip and teardrop-shaped hoops dangled from her ears.

女性の描写に色や宝飾品を描写することは「政治的に正しくない」らしい。

As the debt crisis was exploding last week, the 60-year-old sheik was casually tweeting during a tour of the British Museum — “Inspired by Islamic artifacts,” he wrote — leading many here to ask how much he knew about Dubai’s precarious finances.

ストレートニュースでtweetを動詞として使っていることは認めていないという。5年後、忘れているということは大いにありうるからだ。Twitterがtweetを登録商標申請していることも理由らしい。

Desiree Harris, a mentally challenged 40-year-old with advanced breast cancer, does not really understand what is happening to her. But her mother, Marie Harris, who has cared for Ms. Harris her entire life, understands that the end is approaching.

障害者の婉曲表現で使われるchallengedは認められていない。ちょっと馬鹿にしている雰囲気が、確かにある。

広州―武漢の世界最速新幹線に乗った話

【次に旅する人ためのメモ】
2009年12月26日に開業した広州―武漢新幹線(武广专线)。1068キロで最高350キロで走る。2012年には北京まで伸びる。
無停車直通電車は9時発11時57分着と16時発18時57分着の2本のみ。それ以外の各駅停車は4時間程度かかる。列車番号は「高速」のgaoからとったGがついている。
在来線なら11時間以上だが料金は10分の1程度。

管理人の同級生によると、「なにがすごいって新幹線の駅が空港より大きくて豪華です。線路はずっと真すぐで先が見えません、広州行きのチケットは1等席499元、2等席319元、時間にして2時間15分、5時17分発、7時29分広州着。飛行機なら1時間半ですが飛行機と違い天候に左右されない、あまり遅れない事を考えると、電車に軍配が上がる」らしい。

中国の新幹線(国内線飛行機)で残念なのは、お弁当の見た目が酷いことだ。

詳しくは中国鉄道倶楽部

長沙南駅で撮影(2010年1月)




広州武漢関連ページ



武漢―広州間の運賃表

运行区段

票价(元)

运行区段

票价(元)

一等车厢

二等车厢

一等车厢

二等车厢

广州南站-武汉站

780

490

广州北站-武汉站

749

469

广州南站-咸宁北站

725

453

广州北站-咸宁北站

692

433

广州南站-赤壁北站

695

435

广州北站-赤壁北站

662

414

广州南站-岳阳东站

634

397

广州北站-岳阳东站

601

376

广州南站-汨罗东站

585

366

广州北站-汨罗东站

552

346

广州南站-长沙南站

532

333

广州北站-长沙南站

499

312

广州南站-株洲西站

495

310

广州北站-株洲西站

463

289

广州南站-衡山西站

437

273

广州北站-衡山西站

404

253

广州南站-衡阳东站

408

255

广州北站-衡阳东站

374

234

广州南站-耒阳西站

368

230

广州北站-耒阳西站

331

207

广州南站-郴州西站

292

193

广州北站-郴州西站

256

160

广州南站-韶关站

176

110

广州北站-韶关站

139

87

广州南站-清远站

64

40

广州北站-清远站

28

17

广州南站-广州北站

36

22





有料化(paywall)と公共圏の問題

Nieman研で地域ジャーナリズムを主題にした博士課程の研究をしているC.W.Andersenが書いている。

インターネットは、地域ジャーナリズムが持ってきた「公」の概念に深刻な問題提起をした。
すべての「公」は断片化され、常にネットワーク化され得ない部分が存在し、その捕えられない断片がクリックひとつで繋がるところにある。もし、ジャーナリズムの正統性がそのような「公」に実体を与えることにあったとしたなら、それはもう支持されえない、かつてそうったかもしれないとしても。
地域ジャーナリズムが持つ「公」のイメージが、「公」を単一の、構造をもった、相互作用のある、ジャーナリズムが語りかけ、掘り起こすことができる存在であるという見通しに基づいている限り、ジャーナリズムの正統性は深刻な問題をはらむ。
有料化の問題は、単に成功するとか効率性とかいう経済上の問題ではない。ジャーナリズムが有料化(有料の壁)と共存できるかという問題だ。
ニューヨークタイムズの有料化に対して、コラムニストのフリードマンが不満を述べたのは、虚栄のためかもしれないが、彼の姿勢は、大きな新聞の姿勢の鏡だ。新聞社が報道を通じて供給するニュースは、「公」が公的問題について知る共通の言語を作り出すことだという姿勢だ。タイムズの標語「印刷に値するすべてのニュース」は古ぼけたスローガンではない世界、実際そうである世界だ。
報道の有料化についてのコンセンサスは、「大部分の人々は伝統的な報道に一銭も払わない、一部の人は、自分が関心があることか他では入手できないことにたいして何がしか支払う」というものだった。言い方を変えれば、人々はニッチなコンテンツには支払うだろうというものだ。
有料化は、ニッチなコンテンツが十分あるので、ニッチな読者が支払うだろうという賭けだ。メーター方式は、「これを読んでほしい」マスと「ニッチな内容なので購読料を払ってほしい」ニッチとの究極の妥協だ。
広告に支えられたジャーナリズムには、このような内部対立・矛盾がなかった。現在、コンテンツに有料化の壁を設ければ、新聞が公的ネットワークの中心にとどまれなくなる。有料化すれば、皆のために書いているという幻想を失ってしまう。
ニッチな読者に支えられる世界は、誰のために何のために書いているかという考えを変えてしまうだろう。我々がその一部である大衆(公)という自己認識にも疑義が出てきた。我々のニッチ性というものが明確ではない世界に生きている。今後数年で出てくる問題は、我々が自分を何かの一部であると自己認識できるだろうかということだ。
「公」という言葉の意味を考え直さなければならなくなる。「公共圏」なんて言葉は放り出せ。


ニッチメディアは昔からある。業界紙や趣味の雑誌だ。だから、新聞の有料化は、下手をすると、細分化された利益団体の交わらない業界誌コレクションのようなものになってしまう。弱肉強食のポスト大衆社会としては、それでいいのかもしれないが。

プロも間違える英語 仮定法は忘れる

ドイツ語を習っていた時、先生は接続法(英語の仮定法のこと)を使う外国人をみると「ドイツ語が話せる外国人だ」と認めると言っていた。日本語なら敬語だろう。仮定法はアメリカ人にとっても難しいらしい。
聞き手(読者)は、標準的じゃない時制を感知したら即座に仮定法モードに頭を切り替えなければならない。つまり、直接法ならどういう動詞形が来るか、「期待」できなければならない。
一方、話し手のミスは、自らの意思でモードを切り替ることを忘れることが多いようだ。

Google, the leader in Web search services and advertising, argues that if reading news online was closer to the experience of scanning through physical newspapers or magazines, people would read more.

「もうオンラインで読むなんて普通だろう」と内心思っているとモードが変えられない。

It is critical that the committee approves a strong version of the law to ensure that the news media are free to report news obtained from confidential sources.

shouldが隠れていてapproveになる。
話すように書くと、読んだときに意味不明になることが往々にしてある。

His [President Obama's] remarks came as opposition to the eight-year-old war within his own party is growing.


デスクが「下手くそ」とこきおろしているのが目に浮かぶ。

Mr. Smits, currently the only farmer in Europe with permission to sell camel’s milk, is just as stubborn as his camels. Since starting his farm in 2006, he has run afoul of the European Union, which forbids the importation of camels, animal rights advocates and the Dutch agricultural authorities.

これも同様。これじゃあ何を輸入禁止にしているのか分からない。


At neighborhood gatherings, we couldn’t help but notice that the once lively and mouthy Mr. Moran was bringing a dark cloud with him wherever he went.

口語体ならOKだそうだが、正式にはcouldn’t help noticing。高校で習った。

Thomas said she is no hurry to break down another barrier. On Saturday, she will be in Fort Worth, where Texas Christian hosts Texas State.

時制の一致を忘れている。

the new chief executive of A.I.G., Robert H. Benmosche, whose roughly $9 million pay package is 22 times greater than Mr. Obama’s, ridiculed officials in Washington — his majority shareholders — as “crazies.”

正しい形は22 times as greatか22 times the size of 。スタイルブックによると、22 times greaterは22倍なのか、23倍なのか分かりにくい(正確には23倍のことだ)ので、22 times as greatを使うべきだという。


この3文の間違い探しは上級。

Evidence of low productivity in the service sector is everywhere: office workers still pour over paper files; a veritable receiving line of security guards and receptionists greets visitors at building entrances; and Japanese retailers employ twice the average number of workers per outlet as their peers in other Organization for Economic Cooperation and Development countries.

Make it “pore” over.

•••

The Delgado family, meanwhile, headed off to St. Raymond’s Cemetery in the Bronx, where their father was interned.

Make it “interred.”

•••

The average American family consists of 3.19 people, but not on TLC, which has branded itself almost in defiance of the statisticians at the Census Bureau. That cable channel has been responsible for the Gosselins of “Jon & Kate Plus 8” and the twins and sextuplets they had through assisted reproduction, and has also given us the Duggars of “18 Kids and Counting,” Christians adverse to birth control who formed their family without scientific intervention.

This trips us up often; make it “averse.”


【Django14】GoogleCodeに豊富なパッケージ

一般的なウェブサイトを設計するために、内部にどのようなモデル、View関数を用意すべきかを検討する必要があるが、ネットの通例で、大抵、すでに作った人がいる。

リンク:Google CodeのDjango関連プロジェクト

  • Django-imaging 画像ファイルのアップロードと管理画面
  • Django-linkcheck リンク切れの自動点検
  • Django-jqchat チャットシステムとjQueryによるクライアント
  • Django-locations 地理情報ベースのSNS
  • django-tinymce RichTextEditorによる編集画面
  • zeetao ブログ
  • Django-Paypal-driver PayPalシステムによる決済(概念)
  • Django-blogs カナダの新聞グローブアンドメールによるブログシステム
  • Django-books 本の管理ソフト
そのまま使うのではなく、どんなモデルを使い、関数メソッドをどう実装しているかをみることで、Pythonのコツを習得できる。

原口総務相が「クロスメディアの禁止法制化」を明言

原口総務相が14日の外国特派員協会での講演の中で、現在のメディア集中排除原則を改正し、新聞社のテレビ局への出資を禁止する法案を国会に提出する意思を表明した。
ビデオジャーナリストの草分け神保哲生氏のサイトによると、原口総務相は「クロスメディアの禁止、つまり、プレスと放送が密接に結びついて言論を一色にしてしまえば、そこには多様性も民主主義の基である批判も生まれないわけであります。これを、法文化したいと考えています」と説明したという。

参考:総務省による地上系放送事業者議決権

メディア法の授業の最初に「放送法の大原則」として集中排除原則を習う。だから、古式ゆかしく懐かしい感じはするのだが、個人的な感想は「今頃寝ぼけたこと言うな」というものだ。
マスメディアに多様性が乏しい理由は、構造的にはマスを対象としているメディアだからだし、微視的には優秀でガッツのある人材が乏しいからだ。そして、インターネットに多様性があるのは、ニッチを対象としているからだし、いわゆる「優秀な人材」が豊富だからだ。

だから、原口大臣が併記した「記者クラブの開放」は推し進めなければならない。
(読売新聞と時事通信だけが反対しているようだが何故なんだろう。大体、オープンになった記者会見で、後で袋叩きにされずにすむような、適切な質問ができる記者なんてなかなかいるものではない。記者が恐れているのは、自分がピンボケ質問したことを報道されるという「楽屋ネタ記者」が入ってくることだと思う。この問題は早く決着をつけるべきだ。神保記者や上杉記者が何を質問するか、興味津津だ
(もっと気になるのは、裏懇とよばれる非公式会見の拡大だ。アメリカも、メージャーメディアだけのインナーサークルがある)

アメリカではABCはディズニーだし、CBSはバイアコム。NBCはゼネラル・エレクトリックだ。仏フィガロは仏軍需産業ダッソーが出資、ルモンドは欧州最大の軍需産業が15%も握っている。共産党のユマニテすらTF1が出資している。こういう多様性のほうがいいのだろうか。
アメリカでは、放送局に経営的な余裕がなくなったためにFCCの監督が有名無実化している(ジャーナリズムの再構築2)。リンドン・ジョンソンの時代の話は不適切になってしまった。

ジャーナリズムの課題は、根性ある優秀な人材が少ないことに尽きる。そして、展望のない現状では、優秀な新人(しかも、とびきりでなければならない)が入ってくるという淡い期待も持てなくなりつつある。これまで、全国紙やキー局は中央官庁や有名企業と、地方メディアは県庁などと人材を取り合ってきた。

放送と通信の融合が進み、多チャンネル化が進むと、集中排除原則の根拠が薄れていく。神保記者のブログ発信は、まさに、マスコミ集中の懸念がネットで克服されつつあることを示している(おかげで僕もこの発言を引用できた)。彼がいうように、新聞やテレビは2013年には崩壊して、ネット全能の時代が来るのだから、「言論が一色になる心配」は不要になりつつある。
メディア法の視点からすれば、検索エンジン支配(グーグル八分)やブログサービスの寡占化、ネットメディアと放送の持ち合い規制などの方を今後検討していかなければならないはずだ。

今後起こりうるとすれば、衰弱した新聞と衰弱したテレビの合併ではないか。

プロも間違える英語 本当の主語が不明瞭になる例

新聞サイトには整理校閲部(Copy Ediitor)のブログがある。英語の記者も結構、間違えるじゃないかと安心する。

記者が書いた文章に校閲記者がどのような「赤」を入れたのか、その舞台裏をみると、アメリカ人にとって何が不自然な文法・語法なのかよくわかる。

Cellphone buyers would be warned that they may cause brain cancer.

知識として意味が分かるからこそ、どう直すべきか分からない。

On Twitter, anyone may follow anyone, but there is very little expectation of reciprocity. By carefully curating the people you follow, Twitter becomes an always-on data stream from really bright people in their respective field.

curateの主語はTwitterではないのだから、If you carefully curate the people you follow, Twitter becomes....とすべきだという。

Nearly twice as many master’s degrees were awarded in 2008 than in 1980.

頭の中では比較級なのでasよりthanが出てしまう。

Citizens of Cuba, Iran, Sudan and Syria, countries that are considered “state sponsors of terrorism,” as well as those of “countries of interest” —including Afghanistan, Algeria, Lebanon, Libya, Iraq, Nigeria, Pakistan, Saudi Arabia, Somalia and Yemen — will face the special scrutiny.

includingは一部の例示だけ。この場合は全量例示なので使えない。

When Everyone Is a Honor Student

もちろんanだ。

A new month bequeaths a new year bequeaths a new decade and — dare anyone hope — maybe a new lease on life for the economy, which took its toll on the arts in 2009 as it did on everything else.

Bequeathは遺贈する。begetではないかという意見。

Judge Solovan said he did not sentence him to the maximum because, by all accounts, he had been a good police officer for 17 years, was a positive force in his community, and even his former wife and in-laws spoke well of him as a father and husband.

日本語ではよく見る文章だ。andの前で文章を切らなければならない。

It would be so much simpler if the subway was just, well, free. For a few brief hours in the 1980s, it was.

wasだと反実仮想にならない。

But since October, the West Addison General Store here has been nearly empty each night, a phenomenon due not to the economy, but rather a failed span of steel and concrete three miles away.

toを繰り返さなければならない。

The lighting and electronic gear in his family foundation building use 20 percent less energy than typical offices; the foundation recycles rainwater to irrigate a green roof; even most of the construction and demolition debris were recycled.

debrisは複数形っぽく、mostも複数性を想像させるが、ガラクタの大部分は不可算。

Maynard Instituteの記者再教育プログラム

Robert C. Maynard Institute for Journalism Education(MIJE)は1977年に、有色人種ジャーナリスト教育のための非営利法人Institute for Journalism Educationとして発足した。1993年にMaynard(元オークランドトリビューン編集長)が亡くなると、現在の名前に変わった。当初は編集局内の人種多様性を拡大するため、記者をメジャー新聞に送り込めるような教育をしていったが、現在では、デジタルメディアに対応するための再訓練プログラムを提供している。

現在では想像しがたいことだが、現場どまりだった黒人記者が整理記者(CopyEditor)に上がることが組織の目標だった。

「マルチメディア編集プログラム」は、昨年6月から40日間、ネバダ大学で、12人の小規模新聞の編集者にアゴアシを提供し、マルチメディア取材・編集の教育を行った取り組みだ。映像、音声、ブログ、スライドショー、タグ付け、データベース、HTMLの基本事項から、アクセス解析やSNSの活用方法などを具体的に教える。デザインや見出し付けも重視して、いわゆるCopyDeskを対象としているようだ。

編集局のデジタル化について、経営的視点から技術部門や広告部門との連携の必要性についてPoynterInstituteと共同研究した「Anatomy of a Multimedia Organization」も発表している。研究内容は、NewsUniversityの講義として無料で公開されている。

NYタイムズの有料化はメーター方式

ニューヨークの週刊誌New York(43万部、NewYorkerの対抗紙)が17日、ニューヨークタイムズの有料化方法をすっぱ抜いた。ウォースストリートジャーナルの月極め購読料方式ではなく、英ファイナンシャルタイムズのメーター方式を採用するという。

New York Times Ready to Charge Online Readers

最終決定は数日中、発表は数週間以内で、アップルのタブレットPCに提供するコンテンツの発表と同時かもしれない。
WSJ方式の有料化は、一部を無料一般公開し、一部を有料会員に限定している。採用するメーター方式は、検索サイトから気まぐれに訪れる読者には閲覧を許す一方、「ヘビーな読者」からは購読料を徴収する目算。

おそらく、クッキーで判断するだろうから、クッキーを消すという手間をかけて「新訪問者」に生まれ変われば、再び閲覧することができる。HTMLを使う限り、コピー対策ができないのだから、有料化は徹底できない。iTunesで裸のmp3を売るようなものだ。

NPR(全米公共放送)の会員方式(グッズを送ったり、講演などのイベントに賛助会員として招待する)も検討されたが、昨年秋に不採用になった。多くの新聞雑誌と決済契約の一元化する試み、ジャーナリズム・オンライン(Journalism Online)も不採用になり、News社との対グーグル共闘も拒絶したそうだ。

記事の後半は、社主ザルツバーガー・ジュニアが決定に迷っている背景を明かしている。
2005年9月に始まったTimesSelect(コラムなどの有料化、非購読者は年間50ドル)では、コラムコンテンツを無断コピーサイトが現れる一方、コラムが国際的な人気を呼んでいたフリードマン(ノーベル賞)やニコラス・クリストフ、Maureen Dowd(モニカルインスキーの自伝を書いた)らに「インドや中国の読者にとって50ドルがどういう金か分かっているのか」と罵倒された。つまり、世界的な読者をもつ有力コラムニストの望みや世界最高級の論壇という使命が、有料化による読者減と相いれないという悩みだった。最近、フリードマンが「紙の時代は、ただただ幸せだったね」と事情に理解を示すようになったという。

贅沢で、高尚な悩みにみえるが、どんな新聞も同じことを考えなければならない。ほとんどの一般の人にとって、ローカル紙が最大の新聞なのだから。

iMacの液晶が壊れた(買い替えか、Windows復帰か)



iMacの液晶がなんの操作もしていないのに突然壊れた
縦線で一杯になったが、マウスを動かすと影が動くし、外部ディスプレイにはくっきり写っている。
デザイナーの同僚から聞いていた「Mac液晶問題」とはこれなのか。可動部分のあるハードディスクなら仕方ないが、電子部品である液晶駆動回路がたった2年で壊れるなんて、信じがたい。

ネット上では同じ目にあったiMacユーザーの怨嗟に満ちた声が見つかる。どうやら、1年ほど前から始まり、修理代金はAppleCareに入っていてもいなくても5万円程度必要らしい。ツワモノはゴネて無料修理を勝ち取ったらしいが、ちょうど1カ月前にハードディスクを自分で交換したばかりで、(自分で内部を開けたので)修理は受けてもらえないだろう。

参照:iMacのHDDを交換した

はるかに高速な新品iMacが12万円弱で買えるのだから、5万円出すことには抵抗がある。結局買い替えになるだろう。

では、次はMacにすべきか、Windowsに戻るべきか。デスクトップとノートブックを交代で買っているので、次はノートPCになる。
MacではFlashなどのソフトを買って、VMWareFusionという仮想ソフトでWindwos、Ubuntuを動かしていた。一方、WindowsでOfficeなど定番ソフトを持っているし、体感上も計算上も速くて実務的だ。
結局のところ、不便なMacの美しいフォントを選ぶべきか、あるいは軽くて丈夫なWindowsのノートPCを選ぶべきか。映像処理も視野に入れるとWindowsかなあという気持ちなのだが、マルチメディアの標準はどちらになる見通しなのか、調べてからにしたい。

デジタル化に成功し、ネット時代に崩壊した音楽業界

電子書籍を考えるときに参考になるのは、(嫌々だったが)ファイル・パッケージで最初に電子化が進んだオーディオ、ビデオ市場だ。
音楽業界は、Napster騒動など無断コピーの被害や、ダウンロード市場の急拡大で市場規模が急縮小した。だからといって、これからレコードとカセットテープの時代に戻ったり、過去においてデジタル化を拒否すべきだったと考えても仕方がないことだ。
同様に、未来のニュースメディアを拒絶することができるわけではない。何が起きたか、知っておいたほうがいいというだけだ。

日本レコード協会のよると、レコード・ディスク・テープをメディアとする音楽業界の市場規模は1998年をピークとして急速に縮小している。6000億円市場は2009年には半減する見通しだ。


忘れてならないのは、レコードとカセットテープからCDに見事に移行したことだ。
1985年に初めてCDを買ったとき、デジタル録音の「惑星」は4000円もした。ところが、売上げが減るにつれて(だからこそでもあるが)単価も下がり、アルバムの平均価格は1400円になっている。iTunesで最新のアルバムを買おうとすると1500円程度する。総売上でも、アルバムはシングルの6倍以上ある。




では、頼みのネット配信はどの程度伸びているのか。
同じくレコード協会の統計によると、2009年の年間売上げは500億円に届かないかもしれない
配信事業の特徴は、売上げの9割を着メロなどの携帯分野が担っていることだ。
たった60億円程度しかない音楽パッケージに限って言えば、シングルが圧倒的に強い。アルバム単価は1200円、シングルは150円で、CDの1400円対700円に比べてシングルに絶対的優位がある。




業界にとっては売上げ減少は深刻な問題だが、消費者にとってはどうか。
1999年、2億7600万枚のアルバムと1億4700万枚のシングルが売れた。2008年、1億8800万枚のアルバムと5300万枚のシングルがディスクとして売れ、220万回のアルバムと3800万回のシングル、1億4200万回の携帯シングルトラック、1000万回の携帯用音楽ビデオがダウンロードされた。
つまり、アルバムは3分の2に減ったが、単曲では購入数量が増えた。抱き合わせ販売であるアルバムが(シングルCDに比べて)割安だった時代から、「お値打ち度」がなくなったのだから当然だ。

安価(4分の1)になった単曲の消費数量は増えた。お値打ち感が薄れたパッケージは売れなくなった。これは無視できない教訓になる。

ちなみに、日本映像ソフト協会が発表している映像ソフトの売上げは2004年をピークに下がり始めている。ただ、設立が2005年ということでYouTubeの影響といっていいものか。

サンノゼ・マーキュリー紙など所有のMediaNewsが会社更生法申請

サンノゼ・マーキュリー・ニューズ紙やデンバー・ポスト紙、ソルトレーク・トリビューン紙など54紙を所有する新聞大手MediaNews社が15日、会社更生法を申請し、債務削減手続きに入ると発表した。WSJが抜いた。
100%減資したうえ、債務免除の代わりに銀行団に新株ワラントを発行する事前調整型の再建になる(いわゆる、デット・エクイティー・スワップ)。9億3000万ドル(約900億円)の債務は1億6500万ドルに削減される。
同じく新聞大手のハースト社はMediaNewsに債権と株式で3億1700万ドル投資していたが、すべてを失うことになる。
経営破綻する新聞大手と同様、M&Aの巨額借り入れが原因で、新聞そのものは「1紙を除きすべて黒字だ」という。
JALとの違いは、経営幹部はそのまま残ることだ。再建策として、グループ内の新聞合併や、隣接町のトリビューン傘下の新聞との合併などが検討されているが、独禁法上の問題があるため、難しそうだ。
WSJのカウントによると、新聞大手の破綻はトリビューン社、フリーダム・コミュニケーション社(オレンジ郡レジスター紙など)、ジャーナル・レジスター社、スター・トリビューン社などに続き7社目だという。

paidContent.org:MediaNews Group’s Holding Company Restructures Debt; Singleton Retains Control

サンノゼ・マーキュリー・ニュース紙は90年代のシリコンバレーブームで我が世の春を謳歌し、ウェブサイトもいかにもシリコンバレーという感じだった。その後、まさにそのシリコンバレーにはオンライン専業ニュースベンチャーが現れ、惨めなほど落ちぶれてしまった。サンフランシスコは最も新聞を読まない町だと言われている。デンバーポスト紙は昨年廃刊したロッキー・マウンテン・ニュースの読者を引き受けた新聞だ。

報道の収入モデル探しはもうやめろ

オンライン・ジャーナリズム・レビューでウェブ編集者Rovert Nilesが「ジャーナリズムに新しい収入モデルはない」と書いている。
彼は、これまで通りの伝統的なジャーナリズムを救う収入モデルを探している新聞経営者に向けて、「時間を無駄にしている。止めておけ」と書く。

編集者が探さなければならないのは、どうやって課金するかではない。新聞が収入を得る方法はたった3つしかない。購読料と広告掲載費と寄付だ。

購読費を課金できる可能性は、ユニークな情報の量と質と直接の関係がある。新聞や雑誌の発行部数が減っているのは、現在の情報産業市場で値段が高すぎるからである。
詳しくオリジナルの情報は最大10ドルの価値がある(雑誌を想定している)が、宅配される新聞を除いて、どんな新聞サイトでも読める「一般情報」は経済的に価値がない。だから、通常ニュースのサイトで有料の物はない。残念ながら、新聞の編集局で作られるニュースはこのカテゴリーに入る。(本当か?)
これに成功した企業家は思いつくだけでは一人だけだ。彼がオンライン編集者会議に呼ばれないのは不思議で仕方がない。彼はCook's Illustratedを立ち上げたChristopher Kimballである。

広告の将来を悲観している人もいるが、どの世にも多くの人にアクセスするために金を払う人はいる。これが広告の定義だ。
ソーシャルメディア(SNSなど)はビジネスと消費者を直接結ぶ新しい方法だ。しかし、仮にTwitterを始めてみればわかるが、だれもフォローしてくれない。オーディエンスを築くということは簡単なことではない。だから、広告は続く。
オンラインでは、バナー広告からアフィリエイト・リンクまで新しい形式が現れているが、本質的は何も変わらない。編集者が読者を集めることができる限り、広告主に売ることができる。ただ、価格は読者層と競争に依存する。

NPRやPBS(公共放送)への寄付は確かに寄付だ。しかし、これまで広告と扱われてきたものの大半が、その実、寄付であったと指摘したい。
私が運営するバイオリンサイトの広告はそういうものだと理解している。広告主はクリック率や投資効果を特に気にしていない。広告主は、バイオリンサイトのコミュニティを支えたいと思い、我々がそのために収入を必要としていることを理解しているからだ。
私が広告の形状をした寄付を得ることができるのは、私が音楽学校や楽器店を経営する人と面識があるからだ。多くの広告主はサイトに参加して、人々と関係を築いている。もし、この個人的な関係がなければ、広告はROI(投資効率)の方程式に堕すだろう。
新聞やテレビの合併・買収の結果、発行人とビジネスマンの個人的関係が断ち切られてしまったのではないだろうか。その結果、本質的には寄付である広告がROI型広告に移ってしまった。ビジネスが長期的なブランド構築ではなく、短期的な投資効率を重視するようになった以上、ニュース広告を維持することは困難になっている。賢い経営者は、潜在的な広告主と個人的な関係を再構築し、寄付的広告を集める努力をしなければならない。

インターネットの発達で参入障壁がなくなった結果、読者をめぐる競争が激しくなった。しかし、ニュースで収入を得る方法は3つしかないという現実は変わらない。この現実を直視し、収入を最適化するような決断をしなければならない。多くの会社では有料化を諦めて、広告に頼らなければならないだろう。大切なのは、編集者や記者が地元コミュニティーと関係を深めて、寄付型広告を誘引しなければならないということだ。
同時に、現状の収入で報道を維持していくために、費用のかかる、労働集約的な編集局から分散・コミュニティー型の編集局に移っていかなければならない。
望むらくは、新しい収入モデルを探す努力をやめて、ニュースの取材と編集のイノベーションに資金を投じてほしい。これを実践している、新しいニュースメディアの泥臭い仕事に目を向けてほしい。
不幸にも、ベテラン編集者は制作モデルを変えたくないと考えている。だから、だれかが新しい収入モデルをみつけてくれないかなあと考えている。しかし、ジャーナリズムに新しい収入モデルはない。新しい制作モデルこそ必要なのだ。

There is no new revenue model for journalism

フランス語の通訳が必要になるハイチの地震の取材には、もしかすると、2人の通訳が必要だったかもしれない。信頼できる通訳は1日10万円する。
たとえば、新聞の危機を取材する日本の新聞記者が、アメリカまで取材に行き、インタビューを獲ってくる。電話で取材できるほどの力がなければ、通訳やアシスタントを連れて、録音し、全文を起こしてもらわなければならない。いまなお、そんなことが許されている。取材を受けるオンライン編集者は、きっと「メールやSkypeでやってくれればいいのに」と思っているだろう。

Editor & Publisherが復刊

1)廃刊が発表された新聞業界誌Editor & Publisherが、ニールセンからカリフォルニアの出版社Duncan McIntoshに買い取られ、発行を続けていくことになった。「新聞産業の情報がかつてなく必要なときに、情報源がなくなってはまずい」という声明は泣かせる。発行者は留任、新編集長はMark Fitzgerald。ウェブサイトも復活を宣言している。
2)マクラッチーの債権格上げも
格付け会社フィッチがジャンク債扱いだった新聞大手マクラッチー社の社債を格上げの方向で検討中とか。

天安門のタンクマン、グーグルが自主規制解除

 中国語を習っているとき、思うように話せないので切ないほど卑屈な気持ちになり、先生(東大留学中の女子大生)に「先生、中国も発展したし、日本になんか来ても勉強するものなんてないでしょう?」と言ってみた。
「そんなことはないです。中国にはない学術雑誌も揃っているし、インターネットも自由に見られます」
文字通りの外交辞令だ。
「では、一番驚いたのは何ですか」
「大学の図書館に視聴覚室があって、そこを覗いたら、「天安門」というビデオがあって、見ました。すごくびっくりしました」
「あの、戦車の前に立つ学生は、世界中の人が知っていると思いますよ。中国の人は知らないですか」
「見たことないです。でも、あんなこと、本当にあったんですか」

NYタイムズのLensという写真部ブログにBehind the Scenes: Tank Man of Tiananmenという記事が載っていた。「戦車の前に立つ男」の写真は4種類あり、いずれも、外国メディアが閉じ込められていた北京飯店のベランダから撮影された。1989年6月5日のことだ。

ニュース週刊誌NewsWeekのチャーリー・コール記者:人民軍が銃を水平発射し、人々が逃げ出す中、一人の若者が通りの中央に歩き出て、上着と買い物袋を振った。彼の命運を予期しながら撮影を続けた。ところが最初の戦車が止まった。戦車は避けようとしたが、若者が塞いだ。最後には公安の人間が彼を取り押さえた。


タイム誌契約の写真家集団マグナムのスチュアート・フランクリン記者

AP通信のジェフ・ウィドナー記者

ロイター通信のArthur Tsang Hin Wah記者は2日前にスパイと間違えられて学生に殴打された。燃えたバスが写っている。


2006年に米PBSのドキュメンタリー番組「The Tank Man」が写真の男を追跡したが、彼が誰で、あの後どういう人生をたどったのか分からなかったそうだ。(YouTubeにはなんでもある!

追加:その後、現場の写真が見つかったそうだ。これを見ると、通りレベルの写真ではこれほど有名な写真にはならなかっただろうということが分かる。当局は、カメラマンをホテルに閉じ込めることで、絶好の撮影ポイントを提供したわけだ。

8月に注文したTouch Bookが届いた

昨年8月に注文した米ベンチャーAlways innovatingのTouch Book(299ドル)が届いた。順番待ちで発送が1月5日。UPSのプライオリティ・メールの輸送料が34ドル、通関で900円の税金を徴収された。確かに届いた。
日本語フォントが含まれておらず、ブラウザは文字化け。Flashがぎこちなく動くが、最新のバージョンではない。オープンソースなので環境は自分で整備しろという製品だが、アップルのタブレットが出る直前のいま、意欲がなくなってしまった。
高いおもちゃになってしまった。

英GuardianのiPhone有料アプリが7万件ダウンロード

昨年12月に公開された英ガーディアン紙の有料iPhoneアプリGuardinaAppが、1ヵ月で68979件ダウンロードされた。
同社ブログによると、ガーディアン本体の訪問者は3579万人(2009年11月)。ガーディアンモバイルは92万人で、約半分がiPhone/iPod touch経由(ブラウザ)だった。つまり、読者の6人に1人がアプリも入れてみようという気持ちになったらしい。
2.39英ポンド(360円)で、EUとアメリカ、豪州などでしか販売していない(日本のアカウントでは買えない)。NewYorkTimesやFigaroのiアプリに比べて特に優れているようには見えない。デザインは内製、制作は2ergoという会社が担当した。
ガーディアンは英メディアの中では無料派(というより、無料派が結構発言している会社)だったので、アプリの有償配信は意外に受け止められた。しかし、これはOneTimeFeeとしてアプリ開発費用を回収しているにすぎず、ニュースは無料であり続けている。
iPhoneのコンテンツ有料化への動きはWSJなどが先行している。(この場合、アプリのダウンロードは無料になる)

米ラジオが続々倒産、CitadelとNextMedia

全米3位のラジオネットワーク局、Citadelが昨年12月20日に会社更生法を申請、債権者団と事前調整型の会社再建に乗り出した。同社は全米にFM165局、AM58局のネットワークを所有しているが、放送は継続している。
Citadelは2006年にディズニーからABCラジオ部門を買収、負債まみれになっていたうえ、直近では売上げが14%も減少し、赤字に陥っていた。
資産は14億ドル、負債は25億ドルで、裁判所からは3600万ドルの運転資金、1000万ドルのギャラ・賃金の支払いを認められた。
また、コロラドのラジオネットワークNextMediaも、債権者とリストラ計画に合意、会社更生法を申請した。同社はFMAM36局を所有し、従業員は約500人。債務は約250億円。

カナダのCanWestが身売り(バンクーバー・サンの親会社)

カナダのメディア企業、CanWest(ウィニペグ)が6日に会社更生法を申請、グループの新聞部門10日刊紙、26地域紙を売りに出した。15億カナダドルの負債があり、テレビ部門と全国紙NationalPostが前年10月に銀行団に管理下にあった。
売り出しは、一括で数週間以内を目標としているが、カナダの法律上、外国資本の新聞買収は難しい(カナダ資本が過半数を占めなければならない)。トロント・スター紙や、国内のファンドが買収の意志を示した。売却がまとまらなければ、銀行団が直接経営するという。RBCキャピタルが資産評価を担当する。
CanWestはバンクーバー・サン、カルガリー・ヘラルド、オタワ・シチズン、モントリオール・ガゼットなどを発行し、従業員は5300人。
アメリカや豪州などでテレビ・ラジオ局を所有していたが、コンラッド・ブラック氏(CanWestからの横領で服役中)から30億ドルの借入金を使って新聞部門を買収した。この返済のため、アメリカの論断紙NewRepublicや海外放送局を手放した。典型的なバブル破綻だった。
エドモントンジャーナル紙の編集長はブログに読者に事情説明をしている。「破綻ではなく、財務上のリストラにすぎず、更正法申請後も本紙はこの街の声であり続ける」という。

ラジオの変革2 米NPRのデジタル改革

NPR(全米公共放送)は、全米のラジオ約800局が参加する非営利連合体で、1967年公共放送法によって設置された公共放送会社に続いて、1970年2月に組織され、1971年から放送を開始した。地方局が選択的に放送できるニュース番組、文化番組を製作する。看板番組のMorning Edition(早朝)とAll Things Considered(午後)はほとんどのラジオ局で放送され、屈指の人気を誇る。世論調査によると、ニュース機関としても全米で最も信頼されている。現在では、加盟局への番組配信だけでなく、経営や議会対策、技術開発や配信管理などを一手に引き受けている。

NPRは1983年に7億円の赤字を出し、会長辞任と引き替えに政府特別援助を受けた。これがきっかけになり、NPRが(公共放送会社を経由した)政府補助金を直接受け取る仕組みから、加盟地方局が補助金をそれぞれ受け、配信料としてNPRに払い戻すという仕組みに変わった。

NPRは全米の非商業、非宗教もしくは教育放送局が加盟する社団法人で、理事会は10人の加盟社代表、5人の一般代表(とはいえ、結構なお歴々)からなり、議長はNPR財団が務める。経済的には加盟局分担金(配信料)とスポンサー収入(この二つが大半を占める)、本やCDの販売、政府補助金(1-2%)によって運営されている。なお、2008年のデータによると、平均的な公共ラジオ局はリスナーの寄付(32%)、企業スポンサー(21%)、公共放送会社経由の政府補助金(10%)、ライセンス収入(14%)、基金寄付(10%)、連邦・地方政府の直接補助金(6%)によって運営されている。世界に38支局を広げ、四川地震の番組ではアメリカメディアでは出色のレポートをした。

NPR基金(寄付の受け取り機構)と営利部門NPM(ベルリンで商業放送を営む)を傘下に持つ。
スポンサーは公開されており、2008年は100万ドル(1億円)以上の会社としてGMやプルデンシャル保険など8社がある。個人寄付も5000ドル(50万円)以上は公開されている。100万ドル以上寄付した人もいるが匿名だ。
なお、マクドナルド創始者の未亡人Joan Krocの遺産から2003年に2億2500万ドルの寄付を受けた。(NPR年間予算の2倍)

アメリカには番組シンジケートとしてアメリカ公共メディア国際公共放送、オンラインベースの公共放送交換機構がある。

NPRはWebサイトやiTunesを見れば分かるとおり、様々な番組をデジタル配信している。
管理人が 9.11の事件を知ったのは、WNYCでNPRの番組をオンラインで聴いていたときだ。マンハッタンのスタジオから「ただいま、地震がありました」という一報が入り、「小型機が衝突したようです」という情報がながれ、しばらくして番組が中断しクラシックが流れるなか、「本放送はワールドトレードセンターのアンテナから放送されているため、放送が中断される可能性があります」というアナウンスが繰り返された。

「あまねく情報を伝える使命」を全うするため、2007年からナイト財団の支援を受けて、450人の編集スタッフに250万ドルかけ、マルチメディア報道の研修を始めた。公共放送の使命とインターネットは極めて相性がいいので、ラジオ番組だけでなく、ネット用のテキストやインタラクティブコンテンツの製作も始めたのだ。ビデオカメラマンも採用し、数十人のデジタル要員(サーバー管理からiPhone用アプリ開発まで)を抱えている。

このような取り組みもあり、NPRのリスナーは最近拡大を続けている。週間リスナーは2600万人を越え、ポッドキャストも1400万ダウンロード。サイトの月間訪問者も1000万人を越えている。

ラジオ制作の養成活動も始めており、Next Generation Radioではラジオとジャーナリズムに関心がある学生に1週間のインターンを実施している。ラジオ取材に最適な機材などもQ&Aで答えている。

いまや、NPRの記者はラジオ記者ではなくなっている。公共放送には「ネット対応する動機がない」という民間メディアの大問題がない。マルチメディア記者が誕生するとしたら、日本ではNHKからかもしれない。

ラジオの変革1 東京FMのiPhone配信実験

AMラジオのネット対応が充実してきた。
他にもあるかもしれない。音楽は配信権がないため削除してある。番組収録後の補足番組になっているものもある。
FMではTFMが「前のめり」だ。
東京FMはサイトもかっこいいし、twitterの@tokyofmで放送中の曲名を流すことを試みたりしている。(FM最長寿番組ジェットストリームがJAL破綻で終わってしまわないか心配だ)

iPhone向けにリアルタイム放送の実証も始めた。「PodcastやWebラジオ専用番組ではなく、本放送と同一内容」なのだが、「3GまたはWi-Fi回線につながる場所なら、ラジオの電波が入らない屋内や地下でも聴取できるが」「本アプリケーションは東京都(小笠原村を除く)、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県(県南地域、県西地域、および鹿行地域)で使用できます」という信じがたい使用条件が付いている。名古屋じゃ聞けない。

Twitterによると、きのうベリカード(受信証明書)も初めて発行した。

放送免許には地域制限があり、ネットに無制限では上げられない。ネットワークを組む他のFM(FM愛知など)の聴取者を食ってしまうからだ。FM東京自身も「地域メディア」であろうとしている。新聞と共同通信の関係に似ている。
なにより、他地域のメディアに興味があるのは、転勤族とか学生時代に別の土地に住んだ人ぐらいで、大部分の人は興味を持たない。全国メディア・世界メディアというのはごく少数の限られた存在にすぎない。NHKのアナウンサーが「山手線というは東京をぐるりと一周する電車です」とインタビューを補足する事情はその辺にある。

日本のラジオは配信のデジタル化を進めているだけだ。「ながら試聴」にラジオというコンテンツはぴったりで、廃りそうな雰囲気はない。
ところが、アメリカでは、特殊な存在ではあるがNPR(公共放送)がコンテンツのデジタル化を進めている。

追加:ITMediaの記事が出た。
TOKYO FM、iPhoneアプリの意外な反響」

開発はフライトシステムコンサルティング。放送中の曲名を保存したり、iTunesで買う機能もあるらしい。笑ったのはFMより音質が低いはずなのに「音質がいい」という反響が多いこと。中止したデジタルラジオの後継として開発されたが、配信許諾を揃えるために1年間かかった。「ジャニーズ事務所のタレントが出演する番組や、ネット配信条件が厳しい一部の洋楽曲を流す番組など未配信のものも残っている」という。
ウォークマン「X」シリーズ対応のPodcastサイトを開設

APとGoogleの契約が切れ、ロンドン・タイムズがNewsNowをブロック

AP通信と米Googleのライセンス交渉がまとまらず、12月24日以降のAP通信記事がGoogle Newsに掲載されなくなった。2007年8月から始まった契約では、AP通信記事を30日間だけ掲載できた。
ただし、AP契約社のサイトに向けたリンクは検索結果に反映されるため、検索できなくなるわけではない。直接Googleのニュースサイトに現れなくなっただけだ。

一方、マードックグループの旗艦紙、ロンドン・タイムズが英国最大のサーチエンジンNewsNowのクロール(検索のためデータを吸い上げること)をブロックした。英新聞業界にふてぶてしい公開書簡を出したサイトである。
タイムズのトップページにあるrobots.txtに収集エンジンに「以下の方はお断りします」と書いてあるだけだ。

# Globally Disallowed Sections: All Robots
User-agent: *
Disallow: /_gatools/
Disallow: /_nipd/
Disallow: /images/
Disallow: /img/
Disallow: /tol/Print.do
Disallow: /tol/sitesearch.do
Disallow: /tol/incomingFeeds
Disallow: /tol/arts_and_entertainment/commercial/vip_lounge
Disallow: /tol/viewArticle.arc
Disallow: /tol/tools_and_services/rss/times_mobile_content/
Disallow: /tol/tools_and_services/mobile_times/mobile_2/
Disallow: /tol/tools_and_services/mobile_times/mobile_3/
Disallow: /tol/tlskeywordsearch.tls

#Agent Specific Disallowed Sections
User-agent: NewsNow
Disallow: /

User-agent: omgilibot/0.3
Disallow: /

User-agent: WebVac
Disallow: /

User-agent: WebZip
Disallow: /

User-agent: psbot
Disallow: /

User-agent: ia_archiver
Disallow: /

User-agent: archive_crawler
Disallow: /
狙い撃ちされたNewsNowはトップページで「タイムズのブロックは公共情報のアクセスの自由を阻害する(undermining freedom of access to public information)」というバナーを掲げて抗議している。いわく

毎月200万人のNewsNow訪問者がタイムズのニュースを見つけられなくなる。ニューズ社がNewsNowを選んだのは嘆かわしい。他の検索エンジン(GoogleやYahoo)と本質的に違うところがないのに、どうして我々なのだ。
リンクと引用、報道の比較はニューズ社自身が寄って立つところだ。恣意的な選択は報道の自由とインターネットの基礎をぐらつかせる。
2009年12月に、Newspaper Licensing Agency Limited (the NLA)がいわゆるリンク税(リンクに許可、ライセンス料を課す仕組み)が出て、全国紙のサイトのニュースに向けたリンクを引き上げた。ニューズ社が公衆情報に対するアクセスについて、不合理なまでに権力をふるうことが許されるのか、疑問が残る。

リンクを断る自由もあるはずだ。こんな主張をするよりも、自分でコンテンツを作って公衆情報のアクセスに貢献すればいいのだ。


フランスで新聞ストライキにPDF配布と休刊で対抗


フランスの新聞印刷流通組合(Syndicat Général du Livre et de la Communication Ecrite, SGLCE)が、新聞流通大手Presstalis(元Nouvelles Messageries de la Presse Parisienne)の一部社員の「雇い止め」をきっかけにして、リストラ計画Defi2010(2009、2010年で5000万ユーロの経費削減)反対のストライキに突入、6,7両日に北フランスの一部(ノルマンディーなど)で新聞が配達されなかった。フランス・ソワールは金曜日(8日)を休刊にした。
Presstalisは編集者5組合が51%、アシェットが49%を所有。Defi2010では、Lagardèreグループの事務所移転や工場閉鎖、従業員削減などを計画している。

ル・モンドは木曜日の紙面をPDFで無料公開した。解決方法がホリエモン的で、フランスの読売的存在のフィガロならともかく、ル・モンドがそんなことしていいのか?

iPhone/iPod touchで操縦するラジコン・ヘリコプタ



ルモンドなどによると、仏パロ社がiPhone/iPod touchの無線LANを使って操縦するラジコンヘリのデモンストレーションを公開。これは驚異。
ただ、iPod touchの重力センサ(傾き検知)が不安定なので、本当に実用に耐えるのかは大いに疑問。野外で無線LANを使うのも電波法違反。(OKらしい)



同社によるビデオ画像集

【Django13】メールによるユーザー認証

メールを使った認証にはdjango-registrationというセットが公開されている。公式文書はここ。registrationフォルダをプロジェクトにコピーしたあと、setting.pyのappに追加する。


INSTALLED_APPS = (
    'django.contrib.auth',
    'django.contrib.contenttypes',
    'django.contrib.sessions',
    'django.contrib.sites',
    'django.contrib.admin',
    'registration'
)
同時にメールサーバーの設定をする。

EMAIL_HOST = 'localhost'
DEFAULT_FROM_EMAIL = 'webmaster@localhost'
LOGIN_REDIRECT_URL = '/'

MAIL_HOSTはlocalhostで十分だと思う。Djangoそのものに組み込まれているメールの仕組みと同じ。LOGIN_REDIRECT_URLはログイン完了後の転送先。
ここでDBシンクロを実行。

python manage.py syncdb

最上部のurls.pyに転送先を組み込む。


from django.conf.urls.defaults import *
from django.views.generic.simple import direct_to_template
from django.contrib import admin
admin.autodiscover()
urlpatterns = patterns('',
    (r'^admin/(.*)', admin.site.root),
    (r'^accounts/', include('registration.urls')),
    (r'^$', direct_to_template,
            { 'template': 'index.html' }, 'index'),
)

これによって、ログイン完了後のリダイレクト先にindex.html(のテンプレート)が指定される

あとは、ログイン用のテンプレートの準備。必要なものは以下の通りで、settings.pyのTEMPLATE_DIRSに準備する。

まず一般的な認証用のページ。
login.html、logout.html、password_change_form.html、password_change_done.html、password_reset_form.html、password_reset_email.html、password_reset_done.html、password_reset_confirm.html、password_reset_complete.html

メール登録独自の説明を記した
registration_form.html、registration_complete.html、activate.html
メールの内容になる(テンプレート展開される)。サイト名は管理画面から設定する。
activation_email_subject.txt — タイトル
activation_email.txt — 本文

devdoodlesによるサンプルはここ

生中継も可能なiPhoneカメラ

フランスのネット関係者の祭典 LeWeb09で、iPhoneにカメラとマイク、三脚を取り付けた記者用機材が発表された、とルモンドが紹介している。



持ち運びやすく、その場でネットに接続でき、動画ファイルを転送できるらしい。画像の解像度を落とせば生中継も可能だという。
以下は、そのカメラで撮影されたレポートだが、HD時代に入りつつあるいま、これでは無理だと思う。しかし、こういう機材は絶対に必要になるだろう。

電子書籍の海賊版(違法コピー)

2010年元旦、CNNが電子書籍の海賊版問題を配信した。ダ・ヴィンチ・コードの著者ダン・ブラウンの最新作「ロスト・シンボル」の電子版が、9月の発売後、24時間も経たないうちに解読され、ファイル交換ソフトRapidshareやBitTorrentで10万回以上コピーされた。「音楽や映画の問題だった海賊版の問題が書籍にも広がっている」と指摘している。

パッケージ化された電子書籍は暗号化されているが、解読されてしまったのだ。暗号化そのものは簡単だが、ポータブル性を両立させるのは難しいからだ。DVDも不注意で解読キーが流出したため、すでにHandbrakeなどの解読ソフトが流通している。

記事は、違法コピーに苦しんだ音楽業界が、依然として違法コピーに悩みつつも、iTunesのような売り方が普及した点をあげて、「すべてが悪いわけではない」という趣旨だ。iTunesの成功に目がくらんで、音楽業界が全体としてどれほどの打撃を受けたか、完全に忘れている。

大学1年のミクロ経済学で、なぜ映画の学生料金が合理的かを習う。iTunesによって拡大された市場は、2800円のスーザンボイルの日本版CDは買えないが、1500円のデジタル版、150円の1曲は買えるという需要に応えたからだ。供給側に最も有利な販売政策は、2800円払える人には2800円払ってもらい、150円しか払えない人には150円払って貰う方法だが、2800円払える人には150円で買えないように市場を分断しなければならない。アジアや中東で値決め交渉が幅を利かせるのはそのためだ。

再販価格制度のある新聞は、実は、景品という形で定価販売を回避してきた。あまねく普及させるためには必要な販売政策だった。車やテレビのように、普及させるためには、ラインアップが必要なのだ。金持ちには金持ち用の、そうでないひとにはそれなりの商品を揃えなければならない。毎日新聞元常務の河内孝氏が「新聞社」で指摘しているOverselling(売られ過ぎ)は不思議なことではない。

1日に改正著作権法が施行され、違法コピーの送信可能化(送信側)だけでなく、ダウンロード(受信側)も違法化された。電子書籍も技術面と法律面の両方で対策が必要になる。

アップルのタブレットが新聞雑誌を救うわけではない

アップルが26日にタブレットPCを発表すると噂されている。10インチでiSlateという名前だという。また、台湾メーカーやアメリカのベンチャーが同様のものを7日から始まるCES(ラスベガスの見本市)で発表する。
アップルが注目されているのは、iTunesの新聞雑誌版のような有料配信プラットフォームを発表することが期待されているからだ。

しかし、タブレットPCは昔からある製品だ。最近の製品は電子ペーパー、タッチパネルを使ったインターフェース、3G携帯電話網などの機能が加わったにすぎない。ハードができたからといって、コンテンツが誕生するとは限らない。

1994年、アメリカのナイトリッダー社(トリビューンマクラッチーに買収されてしまった新聞グループ)の研究部門(Design Lab)がTablet Newspaperというものを製作している。Windows95が出る前、つまりインターネットが一般に普及する前の話だ。
(英語が分からなくても必見の価値がある)

1994年の段階で、持ち歩くタブレット新聞、埋め込みの動画、インタラクティブな地図、活字サイズの変更、速報、カスタマイズ可能な記事お勧め機能、スクラップ機能、転送機能、広告に埋め込まれた電子コマース機能(予約や購入、商品問い合わせなど)、朗読機能。「新聞を読むためにマニュアルなんて配れない」という。さすが。
最後に「新聞を恐竜や情報スーパーハイウェーのロードキル(はねられた死体)に例える人が多くいるが、そうは思わない」という。
画面に現れるMacはSystem7だし、「情報スーパーハイウェー」はゴア副大統領の代名詞だった。本当に1994年なのか。
(これを見ると多くの特許が無効になりそうなことが分かる)

未来のメディアを今日想像する

Nieman LabのGina Chenが2010年の課題を書いている。いわく

1960年代にトーマス・ワトソンIBM社長は「世界にコンピューター市場は5台程度」と言ったと言われる。デスクトップパソコンの計画をプレゼンされたが、何のことか分からなかった。入力は専門のパンチャーが行っていたから、自分でキーボードを打つなんて想像できなかったのだ。
電子レンジは1947年に発売されたが、70年代まで普及しなかった。最初に触った母はお湯を沸かして「どう使うの?」と聞いた。やかんで沸かしたほうが簡単だった。
未来の読者はどのようにニュースを「消費」するのだろう?
新聞のサイトは(nytimes.comのように)新聞のように見えるべきだろうか、そうではないのだろうか。
土曜日の夜、(大手ではない)地元新聞で当番デスクをやれば、人々がどんな電話をしてくるか分かるだろう。「大学バスケットの試合の放送って何チャンネルですか」「休日だけどゴミの収集はありますか」「きょう出せば、孫にクリスマスまでにプレゼントが届くかしら」
先輩記者は「新聞が地域に溶け込んでいるから人々が最初に質問するのだ」と言った。きょうも、あすも、新聞はそうあらねばならない。想像しなければならないのは、ビジネスモデルではない。(電子レンジのように)それ無しでは生活できないようなものは何なのか、だ。

フィナンシャルタイムズで購読料収入が広告収入を上回る

1)英フィナンシャルタイムズで購読料収入が広告収入を上回る。プリント版を値上げし、オンライン購読者が年間30%増加したため。
2)韓国の統一協会が所有するワシントンタイムズ紙が370人いる編集スタッフの4割を削減。運動部を廃止。編集局長も解任。
3)ロンドンタイムズが創刊225年。英語紙としては最長。部数は昨年だけで9.4%減。
4)11月の英ニュースサイトのユニークユーザーは、ガーディアングループが3580万人(年間37%増)、デイリーメールが3130万人(50%増)、テレグラフが3080万人(34%増)。タブロイドのサンは2020万人(23%増)、インディペンデントは890万人(0.4%増)、タイムズは2090万人で3%減った。ガーディアンのユーザーのうち、英国内は3分の1。