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ビジュアル化のフレームワーク:Flare

Flareはカリフォルニア大バークレー校のVisualization Labが公開しているFlexのActionScript用グラフ作成フレームワーク。樹形図などの自動レイアウトは実装するのが大変なので便利。それ以上にカスタム化する場合は最適かどうか、よく検討する必要がある。
mx.core.IMXMLObjectを使うので、Flashで使おうとしたら大変で、結局諦めた。

基本的な流れは、グラフオブジェクトに軸やコントロールを追加していく方式。(JUNGなどと同じ。慣れないと使いづらそうだ)

  private function visualize(data:Data):void{
   // データをソートとして、形状を指定する
   data.nodes.sortBy("data.occupation","data.sex");
   data.nodes.setProperties({
    shape: Shapes.POLYGON,
    lineColor: 0,
    fillValue: 1,
    fillSaturation: 0.5
   });
   // 性別の色を設定する
   data.nodes.setProperty("fillHue", iff(eq("data.sex",1), 0.7, 0));
   _vis = new Visualization(data);
   // 表示するデータを検索する
   _vis.operators.add(new VisibilityFilter(filter));
   _vis.operators[0].immediate = true;
   // 積み上げ折れ線グラフを設定する
   _vis.operators.add(new StackedAreaLayout(_cols, 0));
   _vis.operators[1].scale.labelFormat = "0.####%";
   // ラベルを設定する
   _vis.operators.add(new StackedAreaLabeler("data.occupation"));
   // 色を設定する
   _vis.operators.add(new SaturationEncoder());
   // Y軸のラベルを設定する
   _labelMask = new Shape();
   _vis.xyAxes.addChild(_labelMask);
   _vis.xyAxes.yAxis.labels.mask = _labelMask;
   _vis.xyAxes.yAxis.verticalAnchor = TextSprite.TOP;
   _vis.xyAxes.yAxis.horizontalAnchor = TextSprite.RIGHT;
   _vis.xyAxes.yAxis.labelOffsetX = 50;
   _vis.xyAxes.yAxis.lineCapX1 = 15;
   _vis.xyAxes.yAxis.lineCapX2 = 50;
   _vis.xyAxes.showBorder = false;
   // 表示する
   _vis.update();
   addChild(_vis);
      
   // マウスオーバー時の対応
   _vis.controls.add(new HoverControl(NodeSprite,
       HoverControl.MOVE_AND_RETURN,
       // 色を濃くする
       function(e:SelectionEvent):void {
           e.node.props.saturation = e.node.fillSaturation;
           e.node.fillSaturation = 1;
       },
       function(e:SelectionEvent):void {
           e.node.fillSaturation = e.node.props.saturation;
       }
   ));
   // クリックした場合の対応
   _vis.controls.add(new ClickControl(NodeSprite, 1,
    function(e:SelectionEvent):void {
     _exact = true;
     _search.query = e.node.data.occupation;
    }
   ));
   // tooltipの表示
   _vis.controls.add(new TooltipControl(NodeSprite, null, updateTooltip, updateTooltip));
   addControls();
   layout();
  }

グラフのご本尊:Visualizationクラス

flare.vis
Visualization定義:Visualization(data:Data = null, axes:Axes = null)
グラフそのものを表すクラス。Data(データ)とOperatorList(配置や色などを決めるレイアウト演算子)、ControlList(インタラクティブな操作を受け取るコントロール)などからなる。軸とマーク、ラベルはlayersにaddChildされる。
new演算子で構築した後、setOperator()で演算子を追加することで、望むグラフを設定する。
flare.vis.axis
flare.vis.controls
flare.vis.data
flare.vis.data.render
flare.vis.events
flare.vis.legend

Operator抽象クラス。カスタム演算子はこれから派生する。

レイアウトクラスが実質的にグラフの形状を決める。
ClassDescription
AxisLayoutXY軸方向に配置する
BundledEdgeRouterエッジを束上に配置する
CircleLayout環状レイアウト
CirclePackingLayoutノードを円状に配置する
DendrogramLayout樹形図(dendrogram)
ForceDirectedLayout力学的配置
IcicleTreeLayout「icicle layout」はサンバーストとも呼ばれる。
IndentedTreeLayout段階的樹形図
NodeLinkTreeLayout樹形図
PieLayoutパイチャート
RadialTreeLayout円形図
放射状樹形図
RandomLayout無作為配置
StackedAreaLayout積み上げ折れ線グラフ
TreeMapLayoutTreeMap配置

個別データを示すマークをどう表示するかはEncoderが担当する。
ClassDescription
ColorEncoderデータを色に変換する
PropertyEncoderproperty値を変換する
ShapeEncoderデータを形に変形する
SizeEncoderデータをサイズに変換する

アニメーション

flare.animateパッケージはTransitionに関するクラスが含まれている。

flare.animate
Tween定義:Tween(target:Object, duration:Number = 1, values:Object = null, remove:Boolean = false, easing:Function = null)
数値だけでなく、色、日付、座標、長方形、配列でもTweenする(その内挿はflare.animate.interpolate.Interpolatorで定義されている)。再利用するときはreset()を呼ばないと、初期値が初回利用時の値に固定されてしまう。remove=trueはcomplete時に消去される。
Transitioner定義:Transitioner(duration:Number = 1, easing:Function = null, optimize:Boolean = false, id:String = null)
大量のオブジェクトに対してtweenを適用する仕組み。$という関数を使って対象を選ぶ。ただし、返り値は静的オブジェクトなので保存できない。

var o1:Object = t.$(item1);
var o2:Object = t.$(item2);
o1.x = 5; // actually sets the value 5 to item2, NOT item1
属性immediate=trueで即座に反映される(内部的にTweenが生成されることはない)。
Tweenを使ったことがあれば、使い方に癖はない。


データの読み込みと対応オブジェクト

flare.dataとflare.vis.data
DataSet定義:DataSource(url:String, format:String, schema:DataSchema = null)
クラスDataSourceは外部データファイルを読み込み、タブ切りとしてパースする。

var ds:DataSource = new DataSource("http://flare.prefuse.org/data/test.tab.txt", "tab");
この他、json形式やGraphML形式もパースできる。loadを呼ぶことでDataSetインスタンスが得られる。それ以外の形式は第3引数でDataSchemaを指定する。
DataSchemaはDataField(name:String, type:int, def:Object = null, id:String = null, format:String = null, label:String = null)の集合体。

var loader:URLLoader =  ds.load();
loader.addEventListener(Event.COMPLETE, function(evt:Event):void {
var ds:DataSet = loader.data as DataSet;
});
DataSetはedgesとnodesという2つのDataTableからなる。
Data定義:function Data(directedEdges:Boolean = false)
DataSpriteやNodeSprite、EdgeSpriteなどのデータ付きSpriteの集合を格納する「edgesとnodesという2つのDataListからなる中核クラス」。データによって単なる配列や構造化されたDataList(DataSpriteのコレクションで、[]やfor eachによってアクセスでき、ソート、値設定=setProperty()、平均などの演算などができる。addNode、addEdgeとremoveの直前にイベントを発生させることができる)としてまとめられる。addGroupでDataListを追加できる。
fromArray()やfromDataSet()で構築する。

メディアの自前リークサイト

中東のアルジャジーラが、WikiLeaksと同様に匿名で情報提供ができるサイト「Transparency Unit(政府の透明性部隊) 」を立ち上げた。23日から第一弾「パレスチナ文書(The Palestine Papers)」を公開し、イスラエルとパレスチナの秘密交渉記録1684本を検索可能にしている。

パレスチナ文書は過去10年間の指令書、メール、報告書、会議メモ、草稿などからなる。驚きなのは、イスラエル・パレスチナ交渉は「英語」で行われているということだ。
サイトでは、メールアドレスや電話番号などの個人情報を削除した上、PDFファイルとして公開されている。

文書だけでなく、音声や動画ファイルも受け付けている。セキュアHTTPでアップロードする仕組みで、さらにPGPの公開鍵を用意してファイルそのものを暗号化することを推薦している。米海軍が開発した、接続経路をバラバラにしてしまう技術「Tor」も使っているので、発信元を突き止めることは極めて難しい。

NYTimesのケラー編集局長も、同様のサイトを作ることに前向きで、CAR専門記者が社内で情報提供しやすいシステムを検討しているという。ワシントンポストも可能性を排除していない。ニューヨーカー誌は「ジャーナリズム部隊の軍拡競争が始まったとすれば、参加しない報道機関がいるなんて驚きだ」と書いている。

6月末にビジュアル化の祭典「Eyeo Festival」

6月27-29日にミネアポリスで、ビジュアル化をテーマにした催し「Eyeo Festival」が開かれる。デザインと技術の融合のパイオニアを呼んで、講演やプレゼンテーションを行うプログラム。行きたいが行けそうにない(350人限定で入場料500ドル!)ので、せめて講演者名簿を見ておきたい。

Nervous System

2007年創業のデザイン会社。放散虫などの生物の模様は数学的に表現できるが、そのコピュータ・シミュレーションによって、様々な疑似生物的デザインを製品に応用している。
ブログでは作品例だけでなく、基本的なプログラムも公開している。

Laplacian Growth from Nervous System on Vimeo.

Ben Fry

ボストンのデザイン会社Fathonに勤務。MITメディアラボ出身で、ビジュアル化フレームワーク(プログラム言語)Processingを始めた。Java版の典型例はこれ
processingはjavascript版もある。

Natalie Jeremijenko

ニューヨーク大で環境健康クリニックというラボを運営しているらしい。老舗デザイン雑誌(休刊)I.D. Magazineによって、影響力のあるデザイナー40人に選ばれた。

Golan Levin

カーネギーメロン大で、奇怪なインタラクティブ作品(科学館とかで見るタイプ)を作っている。

Casey Reas

UCLAのデザイン科教授。MITメディアラボでProcessingを開発。
reas.com

Jake Barton

公共空間のデザインを専門にしている会社Local Projectsの人。利用者が参加するインタラクティブ性を重視している。

Amanda Cox

ご存知NYTimesのデザイナー。

Robert Hodgin

C++によって書かれたグラフィックライブラリー「Cinder」の人。C++なので精細度が桁違い。10万個の粒子が動いている!

Aaron Koblin

現実社会で収集されたデータをビジュアル化するアーティスト。作品はMOMAに採用された。現在グーグルラボのデータアートチームの責任者。(そんなものがあるのか!)

Mark Hansen

UCLAの統計学教授、埋め込みネットワークセンサー・センターの主任。NYTimesのロビーにある展示「MovableType」(当日の新聞やウェブで見られているデータをリアルタイムに反映する560枚のディスプレー)も担当した。
earstudio.com

Emily Gobeille & Theo Watson

デザイン事務所「Design I/O」。没入型デジタルアートを制作している(あまり興味がないので省略)

Bre Pettis

ロボット開発のMakerbot創業者で、ニューヨークのハッカー集団「NYCResistor」を運営。とにかく自分でやる派らしい。アイデアと行動力はすばらしい。

Marius Watz

オスロ大で建築デザインを教えている。「生成アート」とでも訳すべき、不規則な形状・色彩のデジタルアートの大地人者で、一度は見たことがあるだろう。(嫌いだけど)
注目すべきはProcessingで実装されていることで、コードも公開してくれている。
unlekker.net

Zach Lieberman

ビジュアルアートのC++ライブラリ「openframeworks」を公開している。視線で描く「EyeWriter」は2010年のタイム誌ベスト発明に選ばれた。デバイス組み込みソフトも作っているようだ。

made with openFrameworks from openFrameworks on Vimeo.

Wes Grubbs

マジソンのデザイン会社「Pitch Interactive」で雑誌などのデザインを担当している。サークル系デザインが大好きで、WiredのiPad版でも使われた。

Laura Kurgan

コロンビア大の空間情報デザイン研究所(Spatial Information Design Lab)の担当者。地図の政治学として、地球温暖化の地図などを作った。

Tali Krakowsky

Imaginary ForceWET Design(音楽に合わせて動く噴水アートで有名)で働いた後、独立。現実物理系のアーティスト。
いずれのサイトも、重ければこのくらいのFlashサイトができるという意味で必見。

Heather Knight

カーネギーメロン大のロボット工学研究者。全然ついて行けない感覚。

Jer Thorp

カナダ出身の科学系アーティストで、現在ニューヨークタイムズのDataArtistという肩書き(なんじゃそれ)。ProcessingとNYTAPIなどを使ってかっこいいビジュアル作品を作る。ブログには一部ソースコードも。

Nicholas Felton

Feltronレポートという膨大なインフォメーショングラフィックスを発表している。(ランニングの記録など)個人の生活を統計データとして表示するDaytumというサイトを運営。

これらの作品が紹介されている本もある。






ニューヨークタイムズは月20ドル以下

誰もが知りたがっているNYTimesの有料化について、ブルームバーグが、月19.99ドルのKindle版より安くなるという関係者の話を伝えている。

BusinessWeek:New York Times Online Said to Be Less Than $20/Month

月約50ドルの購読料を払っているプリント版購読者には追加料金なしでアクセスできるのは当然。問題は非購読者に月間何本まで無料閲覧を認めるか(あるいはその上限を公開する必要があるのか)だが、

先に有料化したロンドンタイムズは電子版が週2ポンド、iPad版が月9.99ポンド(16ドル弱)。ウォールストリートジャーナルは年155ドル(月13ドル)。ロンドンもニューヨークも非常に競争的な市場なので、このあたりに落ち着くのかもしれない。

NYTimesがChrome Readerを公開

NYT Skimmerの後継リーダーとなるであろうChrome Readerが公開された。Skimmerより多くの閲覧モードを用意している。驚くのはすべて純正HTML+JQueryで書かれてあることだ。
多段組はCSSの-webkit-column-widthで実現されている。基本的に全記事をリストとして出力して、CSSで配置指示を変えている。

一番読みやすい気がするのがStacked。LinesはRSSリーダーのような、通信社端末のような、とても味気ないモード。はたして、そこまでする必要があるのだろうか。


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曲がり角の世論調査



専門誌「Journalism no.248 曲がり角の世論調査」で、ネット上に根強い世論調査批判に対する回答が掲載されている。朝日・日経・共同の担当者が「なんでも分かると思ってやっているわけじゃないし、改善を続けているよ」と冷静に応えている。1年半前の同誌「Journalism 2009.8 no.231 世論調査を調査する」と合わせて読めば、マスコミの世論調査の主要課題は網羅されていると思う(この2冊は関係者必携)。売れっ子菅原教授や、ネット系調査(ミクロミルやニコニコ動画)の専門家も寄稿していて、Twitterによると売り切れ間近らしい。(おめでとうございます)
本当に惜しむらくは、最新号にはある人がいないことなのだが。。。

潜在的回答者の母集団に対する基本姿勢が、伝統メディアとネット企業では対照的であることに驚くだろう。「ギャロップの神話」が陰影反転されて繰り返されている。マクロミルの「学術的な世論研究にも大きく貢献できる」というくだりには腰をぬかした。正気なのか?

行間に確かな自信が感じられるのは、選挙情勢の世論調査が選挙結果で検証可能であるという類い稀な調査であるからだ。ただし、当落予想には各社秘中の秘である補正プロセスが必須である以上、母集団の問題は将来避けて通れない。ネット調査の問題と同様、リーチできない層の数値は補正すらできないからだ。

大手メディアの調査としては網羅的だが、メディア全体としては、1)テレビや地方紙の調査技術水準や2)データ公開の問題が残っている。

有料化のその後

ナイト財団のデジタルメディアセンターが、一部内容だけ有料化したテキサスの新聞、Waco Tribune-Heraldの編集者、カルロス・サンチェスに効果や反響を聞いている。

KDMC:What the Waco Tribune-Herald has learned so far
ウェイコ紙はプリント購読を月間15.45ドル、オンライン購読を9.95ドルに設定。部数は33000部だが、地元で起きたカルト教団ブランチ・ダビディアンの篭城事件で大活躍した。基本戦略は「通信社が配信して外のサイトで見られるニュースは無料。地元で書いたニュースは有料」というシンプルなもので、例外として、記者のブログ、訃報、発生ニュースは公開している。ブログには有料記事へのリンクが張られている。

最初は発生ニュースを有料にしていたが、記者がソーシャルメディアを習熟するにつれて、有料ニュースへのリンクを張った発生ニュースを無料公開するようになった。訃報については、有料化した新聞が後悔している話を聞いて無料のままにした。

購読者数は秘密だが、仮にオンライン有料購読者が4000人だとしても成功だとしよう。プリント版の購読者は登録手続きをしてくれた。ただし、UVは100万人から6-8万人に劇的に減った。プリント版の購読者は37000部まで3%増えた。予想外だったのは、プリント購読者が販売店経由ではなくオンラインで直接支払いするようになったことだ。

有料化への批判で多かったのは、既存読者も有料になると誤解されたことだ。基本はプリント読者への付加サービス(OnlinePlusと名付けている)であって、新しい収入ではない。大変だったのは、有料化のためにフロントエンド、CMS、決済システムを「書き上げた」ことだった。
サンチェス編集長は「技術的にもマーケティング的にも困難は多いが、とにかく有料化しろといいいたい。無料の100万PVが有料の10万PVよりがいいのか? ただし、技術的な問題を甘く見るな」とアドバイスしている。

ジャーナリズム・オンラインも「自信あり」


新聞雑誌の課金システムを請け負うベンチャー、ジャーナリズム・オンラインが、メーター方式を導入した約20紙の運用成績から「トラフィックと広告収入の大幅な減少は見られない」という分析をしている。

NYT:Under Pay Model, Little Effect Seen on Papers’ Web Traffic

もっとも、導入社は中小紙だけで、無料で閲覧できるページを高めに設定しているので、驚きがあるわけではない。ページビューは0−20%の減少したのみで、広告収入が減ったという会社はなかった。(そもそも広告在庫がなかっただけかもしれない)
導入社の月間購読料は3.95-10.95ドルで、無料閲覧可能数は月間最大20ページ。ミシシッピ州のCommercial DispatchやペンシルベニアのYork Daily Recordなど、記者数十人ながら地元では独占的新聞だ。

イタリア経済紙がスト予告

イタリアの日経新聞にあたる、Il Sole 24 Ore(24時間太陽報)が1月10日、3日間のストライキを決めた。記者組合はGianni Riotta編集局長不信任動議を議決し、16日に経営側と経営状態について話し合う。

編集局長は日曜版のタブロイド化などを進めたが、1年半で54000部も減らし、年間2460万ユーロの損失を出したことを糾弾されているらしい。タブロイド化による広告単価の低下は15-20%の減収をもたらしたと推定している。

Il Sole 24 Oreはイタリア経団連が経営する新聞で、iPhone版も紙面のサムネイルとHTMLベースのシンプルな構成でとても洗練されている。

イタリアのジャーナリズムNPOであるEuropean Journalism Observatory (EJO)は「ベルルスコーニ系のミラノ保守系新聞のil Giornaleや、「イタリアの立花隆」とでもいえる著名調査報道記者、Marco Travaglioが2009年に設立したFatto Quotidianoのように成功例もあり、明らかに経営の失敗だ」と分析している。
EJO:Se il Sole non splende più
関連記事:イタリアの電子新聞

iPad限定新聞the Dailyが創刊

マードックのニューズ社が精鋭記者100人、30億円を投じ、アップルと協力しながら準備してきたiPad専用新聞the Dailyが19日にも創刊される。ロイターはお披露目にはマードックとジョブズがそろい踏みすると報じている。(その後、延期された)

Dailyという名前が商標登録されているため、名前に関しては権利者と係争中らしい。

この新聞はiPad専用で、ブラウザで閲覧する一般的なサイトは作られないらしい。プッシュ機能を活用して送り届けられる。

Geeが耳を離れない

ソニーがサムソンに抜かれたように、AKBはSNSD(少女時代)に抜かれた気がする。つまり、デザインとアセンブルの問題。
誰が誰だか分からないが、テレ朝の萩野アナと日テレの夏目アナと矢沢心に似ている人がいる。

耳のいい人は、濁音が発音できる子とできない子がいることが分かるかもしれない。
韓国語と中国語では濁音という概念なく、破裂音になる。中国人留学生が「日本語のパンダのパはbaですか、paですか」と大真面目に聞く話はこういう事情があるからだ。情けないことに、いまだに聞き取りができない。

日本語歌詞の中村彼方という新星も気になる。タイムラインという単語を使うとは。

アマンダ・コックスのインタビュー

カナダのCBCラジオの技術文化番組「Spark」に、NYTimesのグラフィックス・エディター、Amanda Coxが出演した。一般的な番組なので、具体的な技術話はほとんどない。社交辞令だろうが「英ガーディアンの方が先を行っている」という。





「まだ知らないこと」だけでなく、「すでに知っていると思っていること」でデータで表現することで、通念を裏切るグラフィックスが理想だという。Visualizationが注目される理由は「可能になったから」と答えるあたりに、ジャーナリズムの基本原理が根付いている。

編集されたラジオ番組版だけでなく、インタビューの録音全体を番組のブログで公開している。こういう使い方がOne Source Multi Useの基本形だ。

CSC Spark:Full Interview: Amanda Cox on Data Visualization
Amanda Cox:NYTimesのグラフィックエディター
彼女の代表作は各層別職業別失業率グラフ。背後に隠れている膨大なデータに驚く。



首相がビデオニュースに出演






菅直人首相が7日夜、「ビデオニュース・ドットコム」に生出演。ニコニコ動画とUStreamでの放送された。ニコ動では73000人が見たらしい。

マンションの外で待たされた首相番記者の心中穏やかならぬものがあるのは明らかで、朝日は『(神保氏に)権力監視の役割をネットメディアも担えるかについて問うと、「メディアが多様化した現在では、権力を直接監視するだけではなく、視聴者が監視するための材料を提供する立場もあっていいのではないか」と語った』と悪意ある質問したことを隠していない。
73000人という実数は驚きだ。読売の政治面を読む実数と大して変わらないかもしれない。

Googleがオンライン新聞販売

グーグルがニュースコンテンツの有料販売プラットフォームを立ち上げるとWallStreetJournalが報じた。アップルのiTunes、アマゾンのKindle、バーンズ&ノーブルのNookに対抗するものだ。対象はスマートフォンとAndroidタブレット。

WSJ:Google Digital Newsstand Aims to Muscle In on Apple
KnightDigitalMediaCenter:Google heats up digital newsstand competition

アップルが30%手数料を取ることと購読者情報の独占が出版側の不満となっているが、この点については分からないという。現在、タイムワーナーやハーストと、読者情報の一部を共有することなどについて協議中だという。
KnightDigitalMediaCenterは、ウェブの無料サイトが共有・検索を通じて多くの読者に露出する必要があり続けるだろうと否定的だが、読みやすいインターフェイスがあれば有料読者は一定数あるかもしれないと書いている。

Wikileaks:東京発公電を初公開

ウィキリークスが1月1日、在東京大使館発の公電3本を初めて公表した。テーマは捕鯨問題に対する日本政府の対応で、スペインのエルパイス紙が担当したようだ。
東京電は5000本以上あるが、最初がこの程度だと、日本人の関心が続くかどうか相当怪しい。

DCM URGES GOJ TO SHOW FLEXIBILITY IN WHALING TALKS
【2009-11-02】首席公使、日本政府に捕鯨問題で柔軟性を求める

1.赤松広隆農相から10月22日に提出された文書を受け、首席公使が11月2日に山田修路審議官と会見し、サンチアゴで合意された交渉を進展させ、国際捕鯨委員会の将来について交渉する合意を得ることに対する、アメリカのコミットメントを伝えた。会見には、森下丈二水産庁参事官と魚谷敏紀水産庁資源管理部遠洋課課長補佐も同席した。山田審議官は、サンチアゴの交渉進展は捕鯨委員会が前進する好機であり、この最後のチャンスにアメリカがリーダーシップを発揮するよう求めた。11月に国際捕鯨委員会(IWC)のモニカ・メディナ米政府代表と会談することを期待していると述べた。

2.山田審議官は、アメリカのNGO「シーシェパード」の税制上の地位に関する捜査について質問し、アメリカ政府に、洋上に危険な状況を生み出している当該組織に対して行動をとるよう、重ねて要請した。首席公使は、米政府が洋上の船舶の安全、人命に最高度の優先順位を置いていることを説明、アメリカ法違反が判明すれば、適切な法執行すると述べた。森下参事官は、アメリカ政府がシーシェパードに対して行動をとれば、日本がIWC交渉で前進することが容易になるだろうとさえ述べた。

JAPAN RECEPTIVE TO FURTHER ENGAGEMENT ON WHALING
【2009-11-09】日本は捕鯨問題関与に容認的

1.(要旨)国際捕鯨委員会(IWC)のモニカ・メディナ米政府代表は4日に日本の水産省幹部と、IWCプロセスの将来に関する交渉進展について会談した。水産庁長官は、サンチアゴでの交渉結果を「大きな一歩」と表現し、日本で政権交代があった後では政治家レベルの諮問が必要になると述べた。長官は、将来の捕獲数削減の基準を捕獲実績数ではなく割当数に置く、日本政府の提案を主張。調査捕鯨を段階的に廃止するオーストラリア提案は最初から乗れないと述べた。座頭鯨捕獲のグリーンランド提案と、シーシェパードに対するアメリカなど各国の行動が、IWC交渉に対する日本政府の姿勢によい影響を与えると述べた。メディナ代表は、米側は残る問題を解決することを期待し、日米首脳会談で両国のコミットメントを表明することがよいシグナルになるであろうと述べた。

2.(重複分省略)町田勝弘水産庁長官は、政治家レベルの諮問が必要となるとしながら、民主党政権の捕鯨に対する姿勢は、商業捕鯨の再開と調査捕鯨の継続という基本的な姿勢において、自民党政権は同じだと釘を刺した。捕鯨派と反捕鯨派は、来年のIWC総会で合意に到達することが難しくならないよう、交渉を急ぐべきではないと述べた。

3. (C/NF) Ms. Medina said the USG understands there is no fundamental change in the GOJ position on whaling, but that the USG is looking for creative solutions to move the IWC forward as opposed to fundamental change. She added that the U.S. is committed to finding a solution over the next two to three months.
She said she would advocate for including language on whaling in a summit statement following the meeting between the President and Prime Minister November 13.
The statement would express the desire of both countries to work out remaining differences on whaling. Once negotiators have narrowed the issues, both sides could seek a political solution, she added.

4. (C/NF) Machida described the progress at the Support Group meeting in Santiago as a major step forward. However, he said there remain two major issues that need to be addressed.
First, there is still no consensus on the proposals raised in Santiago even among the Support Group members, let alone the entire IWC. Second, the upper limit on catch quotas, especially a reduction in the limit for Japan's research whaling in the Southern Ocean, have yet to be negotiated. Regarding Japan's catch numbers, Machida said Australia's proposal to phase out research whaling is a non-starter for the GOJ. He added that the baseline for any reduction in Japan's research whaling should be the catch quota figures and not the actual number of whales caught.

5. (C/NF) Ms. Medina replied that the catch quotas is the most important outstanding issue. She said the Santiago proposal calls for an overall reduction in catch numbers from all whaling nations over a ten year period, which would help in securing approval from Australia, New Zealand, and the UK.
She said given the history of Japan's research whaling, and the increase in quota numbers in recent years, there is room for Japan to cut from the actual number of whales taken.
A symbolic action by Japan, such as agreeing not to take fin whales this year, would be a good indicator to the rest of the IWC of Japan's commitment to reaching a solution. The USG would then work hard to make sure the EU and Australia do not block a compromise.

6. (C/NF) Machida said there are two factors outside the current Future of the IWC negotiations that influence Japan's negotiating position.
First, a negative outcome in the vote at next year's IWC intersessional meeting on Greenland's proposal to catch ten humpback whales could derail the work of the Support Group. Greenland's proposal has the backing of the IWC's Scientific Committee and another rejection at the IWC plenary meeting could make the overall compromise being discussed impossible.
Second, the violent protests by the Sea Shepherd Conservation Society (SSCS) could limit the GOJ's flexibility in the negotiations. He said the Netherlands should have primary responsibly for taking action against the SSCS, but he appreciates the USG initiative to address the group's tax exempt status. He said action on the SSCS would be a major element for Japan in the success of the overall negotiations. Ms. Medina replied that she hopes to
work out differences with the EU on Greenland's proposal on humpback whales prior to the March 2010 IWC intersessional meeting and include the issue in the overall agreement.
Regarding the SSCS, she said she believes the USG can demonstrate the group does not deserve tax exempt status
based on their aggressive and harmful actions.

GOJ NONCOMMITAL ON ENCOURAGING ICELAND TO
【2010-01-27】アイスランドの割当削減について、日本は不関与

1. (要旨)マーク・ウォール経済担当公使が、福山哲郎外務副大臣と山田修路水産庁審議官に、全体の交渉を進展させるため、アイスランドの捕鯨割当量を削減する圧力をかけるよう求めた。両氏は、日本政府はそのような行動を取りたくないと述べた。福山副大臣は、捕鯨問題を政治レベルに上げる欲求がないといい、山下審議官は、フィンランドからの鯨肉輸入を止める為に貿易政策を使うことはできないと述べた。ウォール公使は、合意は間近で、日本がアイスランドに交渉のテーブルにつくよう助言するべきだと主張した。山下審議官は、シーシェパードが日本の捕鯨船に対して妨害行為をすることで、交渉で妥協することに対する国内の支持が限られてしまうと懸念を述べた。

2. (SBU) EMIN met MOFA State Secretary Tetsuro Fukuyama January 25 and Fisheries Agency of Japan Deputy Director
General Jun Yamashita January 26 to press the case for Japan's help in reaching out to Iceland for cooperation in the current round of negotiations in the International Whaling Commission (IWC). In his meeting with Fukuyama, EMIN thanked Fukuyama for Japan's constructive engagement in the talks and asked for Japan's help to encourage Iceland to reduce its proposed quota for whaling in the North Atlantic.
Fukuyama said he understands that Iceland has taken a tough stance in the negotiations, but implied that his options are limited.

3. (C/NF) Fukuyama said the whaling issue has not been a political issue in Japan, a situation he would like to avoid.
If the GOJ moves forward on the issue too quickly, he added, it will create a domestic political problem for the ruling Democratic Party of Japan. He sees the situation as a Catch 22: it may not be possible to resolve the whaling issue without taking it to a political level, but doing so could create an adverse reaction for the DPJ.

4. (SBU) EMIN replied that Iceland's proposed take of fin whales is predicated on exporting to Japan, and its catch quota is far in excess of what the Japanese market could absorb.
If Japan and the U.S. work to encourage both sides in the whaling debate to take reasonable approaches there
will be an opportunity for a breakthrough. Fukuyama said that while his sense is that it will be difficult for Japan to approach Iceland, he will examine Iceland's position and the market for imported whale meat.

5. (SBU) In his meeting with Fisheries Agency Deputy Director General Yamashita, EMIN again made the case for a
GOJ intervention with Iceland. Yamashita argued that trade measures against Iceland are not appropriate since trade in whale meat between the two countries is not prohibited under either CITES or IWC rules. (Note: EMIN did not recommend Japan take any measures to restrict trade.

End note) EMIN countered that the issue at hand is concluding an agreement. A message from Japan to Iceland that its proposed catch far exceeds what the Japanese market can absorb could bring them around. Yamashita said the U.S. and Japan need to come up with other measures beside trade to influence Iceland, but that he has no ideas at the moment. Yamashita was glad to hear of U.S. "support" for Japan's proposal to reduce its catch. EMIN said rather Japan's offer is something we can work with, and we would like to see the same out of Iceland.

6. (C/NF) Turning to harassment of the Japanese whaling fleet by the Sea Shepherd Conservation Society (SSCS),
Yamashita said the NGO's actions have kept the fleet from reaching its quota the last few years. Yamashita said the GOJ would come under pressure domestically if SSCS harassment continues to keep Japanese whalers from filling their quota after an agreement on reduced numbers is reached within the IWC. EMIN said the USG is concerned about the safety of life at sea and is looking at the activity of the SSCS.